30日夜、都内であった石破派のパーティー。石破氏は講演の冒頭で総裁選に言及。「無投票であってはならない」としたうえで、「個人の幸せなら望んでやることではないかもしれないが、自分の幸せを捨象してでも決断しないといけない時がある」と述べ、立候補への意欲を鮮明にした。

 次期総裁にふさわしい人を尋ねる報道各社の世論調査で、石破氏は安倍晋三首相を上回る結果も出る。ただ、自民支持層に限ると首相に水をあけられる。

 背景にあるのが石破氏の離党経験と「正論」をぶち上げる姿勢への拒否反応だ。中堅議員は「安倍政権を批判したいだけ」。政権幹部は「自民党員は苦しい時に後ろから弾を撃つタイプを一番嫌う」と指摘する。**************************************************************************************************

石破氏はここのところ、政権批判に余念がありません。

でも自民党議員という立場上、直接的な批判はしません。

そうでないと、印象が悪くなりますから。

 

次期総理を狙っている筆頭が石破茂氏、次に小泉進次郎氏のようです。

あくまでも世論調査の結果ですが。

だからなのか宿敵だからなのか、ここで点を稼ごうと尤もな事を言っているのでしょう。

 

しかしそこは自民党議員ですから本来なら、窮地に立たされた総理を案じ、擁護するのが普通です。

でも石破さんはそこは違います。

いわゆる後ろから弾を撃つのです。

チクリと皮肉交じりに批判するのです。

勿論、あからさまな批判だと印象を悪くするので正論で政権批判するのは忘れません。

 

でも見方を変えると、安倍首相を擁護すると今度は自分の身に火の粉が降りかかる、

だから自分に世論の目が向けられない様に敢えて政権批判をするのかもしれません。

 

石破氏は反安倍なので左翼野党からあまり批判されません。

同じく左系マスコミもあまり批判しません。

 

でもどうしたのでしょう。

朝日新聞が最後の2行で自民党内の中堅、幹部からの批判の声を載せています。

誰が言ったのかはわかりませんが、それは一般の人もそう感じています。

自民党員は苦しい時に後ろから弾を撃つタイプ(石破氏の事)を嫌うと。

 

そんな自民党員から嫌われる石破氏は加計問題で安倍首相以上に批判されるべきです。

いいえ、安倍首相が批判される筋合いはありません。

石破氏はそれだけ獣医学部新設に関しては大きく関わってきています。

 

石破氏は1か月前に「説明責任が政府・与党にある」と発言しています。

これは政府与党というよりも安倍首相に説明責任があると言いたいのでしょう。

説明責任、政府・与党に=加計問題などで自民・石破氏

日本獣医師会からの献金は? 玉木雄一郎、福山哲郎、芝博一、石破茂も?

勿論、政治家は献金を受け取る事は禁止されていません。

しかし献金により便宜を図ったのなら問題です。

献金は関係ないと石破氏は反論するでしょうが、石破氏こそ便宜を図った張本人です。

なぜなら石破4条件は日本獣医師会からの要請により考え出した条件で、

獣医学部が新設できない為の厳しい条件をつけたのです。

※参考 

平成27年9月10日の日本獣医師会理事会議事録によると、

 その会議で北村直人委員長の発言として(P670)

 昨日、藏内会長とともに石破茂地方創生大臣と2 時間にわたり意見交換をする機会を得た。

その際、大臣から今回の成長戦略における大学、学部の新設の条件については大変苦慮したが

練りに練って誰がどのような形でも現実的に参入は困難という文言にした旨お聞きした。

 

この事は産経新聞でも取り上げられています。

https://www.sankei.com/affairs/news/170717/afr1707170001-n1.html

石破氏はこの経緯を否定した様ですが、上記の獣医師会理事会議事録は訂正も削除もされていません。

 

この問題のキーマンは文科省、日本獣医師会、石破氏であり、安倍首相が関わった証拠はありません。

左翼野党もマスコミも、倒閣運動に躍起になり過ぎて本質を見失っているのではないでしょうか。

そして私たち一般人もマスコミに惑わされず、そして冷静に事の本質を見極めるべきだと思います。