岸田文雄首相は26日、自民党大会の総裁演説で、安定的な皇位継承の確保策について「先送りの許されない課題であり、国会における検討を進めていく」と語った。与野党の議論が停滞する現状を踏まえ、党総裁の立場から早期の意見集約を促した。昨年の大会では皇位継承について言及がなく、一歩踏み込んだ形だ。

 安定的な皇位継承の在り方を巡っては、政府の有識者会議が減少する皇族数の確保策として(1)女性皇族が結婚後も皇室に残る(2)旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する―の2案を提示。昨年1月、政府から報告を受けた衆参両院議長は各会派に検討を求めたが、女性・女系天皇の是非などで各党の隔たりは大きく、意見集約は進んでいない。 

ここ最近、Yahoo!コメントや週刊誌、そして某YouTuberの考えがおかしくなっています。

事実を無視し、私情と言いますか、感情で意見を述べていると感じます。

それは小泉政権から始まり、そして野田政権への繋がっています。

小泉政権では秋篠宮妃殿下のご懐妊で下火になったものの、野田政権では女系天皇容認の流れを作ろうとしていました。

それは正しい事なのか、日本固有であり世界に誇る2680年以上の歴史を近い将来途絶えさせていいのか。

過去には男系男子で継承が不可能の時代には苦肉の策として男系女性天皇も存在していたようです。

しかし女系天皇は今まで一度も存在していません。

では男系男子ではなく男系女子へ、そして女系天皇へと繋げていいのか、です。

一旦女系天皇へと繋げると、そこで日本古来から引き継がれてきた皇統が途絶えます。

それは後悔しても2680余年の歴史は取り戻せません。

過去にも男系男子の皇統が危機的状況になった事もありますが、その時には男系の女性が引き継ぎ、

その後男系男子が継承してきました。

つまり傍系だった宮家が直系になり、今に至っています。

ですから直系が継承すべきで傍系の秋篠宮家のご長男悠仁殿下に継承すべきではないとの意見もありますが、

それは歴史的事実を無視し世界に誇る男系男子の歴史を途絶えさせる事であり、

皇室そのものの終焉を望む考えだと思わずにはいられません。

特に戦後、多くの宮家が皇籍離脱されたのはGHQ政策が切っ掛けです。

つまり占領下のGHQの所為で旧皇族が一般人にならざるを得ない状況だったのです。

連合軍の考えで一般人になった旧皇族の方々を復籍して頂く事は当然の事ですし、

男系男子の継承が困難になった今こそ、復籍して頂きたいです。

 

最近とみに愛子さまを皇太子に、更に天皇にと期待する声が高まっています。

いわゆる愛子天皇待望論です。

しかし皇位継承者は秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王殿下まで確定しています。

それを変更するのは憲法に違反する事にもなりますし、皇嗣と内外に宣言した事を否定する事になります。

 

もしも愛子天皇即位とするなら憲法改正が必要になります。

それに確定しているお二人を差し置いて愛子さまを即位させていいのかです。

 

皇位継承については憲法第一章、第二条にある通り「皇位は皇室典範の定める」とあります。

ですから男系男子を変えるには憲法改正が必要になります。

関連の憲法は次の通りです。⇩

日本国憲法 | e-Gov法令検索

 第一章 天皇
第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
 

皇室典範 | e-Gov法令検索

 第一章 皇位継承
 
第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
 
第二条 皇位は、左の順序により、皇族に、これを伝える。
 皇長子
 皇長孫
 その他の皇長子の子孫
 皇次子及びその子孫
 その他の皇子孫
 皇兄弟及びその子孫
 皇伯叔父及びその子孫
② 前項各号の皇族がないときは、皇位は、それ以上で、最近親の系統の皇族に、これを伝える。
③ 前二項の場合においては、長系を先にし、同等内では、長を先にする。
 
第三条 皇嗣に、精神若しくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故があるときは、皇室会議の議により、前条に定める順序に従つて、皇位継承の順序を変えることができる。
 
第四条 天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する。
 
 
秋篠宮皇嗣殿下を排除する動きは、上皇陛下の退位が端緒とも考えられなくもありません。
 
穿った考えだと言われるかもわかりませんが、突如NHKで「お気持ち」の動画。
 
その結果、特例として上皇陛下のご希望が叶ったわけですが、特例を作ってまで退位する必要があったのかです。
 
※「退位」は失礼だから「ご譲位」と言うべきだとの意見がありますが。。。。
 
想像の範疇ではありますが、
 
前例を作り、崩御以外でも皇位継承を可能としたのではないのか。
 
ではその目的は?
 
まずは美智子さまが徳仁殿下の即位が心配だった為、早く長男を即位させ見守りたかった。
 
もしくは雅子さまが皇后陛下の務めが果たせない場合は何らかの助言をしたかったのではと。
 
過去には浩宮さまと呼ばれていた時代に、いろいろ問題行動がありました。
 
浩宮さまが小学生の頃には「通信簿はアヒルの行列なのよ」との美智子さまの発言があったと記憶していますし、
 
タレント追っかけやイギリス留学時代のエピソードなども色々ありましたし。
 
 
その他には生前退位を実現できる前例を作りたかったのではとも思います。
 
これらは当時の今上殿下と美智子妃のお考えであり皇室もそれを容認したのではと思いますが。
 
 
皇統とは男系男子で継承され、特別な理由がなければ変更は許されません。
 
例えば精神疾患、病弱など国の象徴としての務めが果たせない場合です。
 
皇統は人気投票ではありませんから、綺麗だから、優秀だから、何か国語も喋れるからとの理由で決める訳ではありません。
それは男系男子だけが継承可能なのです。
 
何か国語も喋られる事が優秀だとの考えには賛同しかねます。
 
特に高い身分の方には優秀な通訳が付く筈ですから、語学堪能が皇族に必要だとは思えません。
 
特に天皇は祭祀が重要であり、国の安寧、国民の幸福を第一に祈る事です。
 
 
ここからは不敬と言われるかもわかりませんが。。。。⇩
 
今上陛下は祭祀を重要視されているのでしょうか。
 
家族よりも国民とお思いになっておられるのでしょうか。
 
ご結婚後、あまりにも雅子さまの病状を気に掛けるあまり、国民が後回しにされていないのでしょうか。
 
また雅子さまは一般人であられた年月とご結婚後の年月が同じになったと言われていました。
 
ではその年月はお幸せだったのでしょうか。
 
いつ頃からか、体調の波が理由で公的な場所に出られていません。
 
それもドタ出にドタキャンですから多くの方に迷惑をかけているとはお思いになられないのでしょうか。
 
今上陛下はご結婚の際に雅子さまの事を「一生全力で守る」と言われました。
 
しかし体調の波が度々ある原因は皇太子妃としての立場、そして皇后としての立場が病気の原因だと想像します。
 
それならば、上皇陛下に倣い秋篠宮皇嗣殿下に譲位されたら雅子さまの病気も改善されるのではと思います。
 
一生全力で守るという事はそういう事ではないでしょうか。
 
負担を取り除く、その為にはそれしかありません。
 
そんな事を考えますが、この考えは特異でしょうか。そして不敬でしょうか。
 
 
事実を知った上で判断したいです。
 
旧皇族が皇籍離脱した原因そして日本の皇室は世界に誇る歴史だという事。
 
この二つを知った上で、男系男子の歴史を途絶えさせていいのかどうか、考えたいです。
 
 
※トップ画像は即位時の記念写真で現在のお姿ではありません。