衆院文部科学委員会は15日午前、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設について審議した。設置認可を答申した文科省の大学設置・学校法人審議会(設置審)が審査過程で、育成する人材の需要の見通しなど多数の問題点を指摘しており、野党は国家戦略特区諮問会議が1月に加計学園を事業者に認定した経緯について追及した。
逢坂誠二氏(立憲)は2015年に安倍政権が閣議決定した「既存の獣医師養成でない構想が具体化する」「ライフサイエンスなど獣医師が新たに対応すべき具体的な需要がある」など、獣医学部新設を認める4条件について「(学園の計画が)いつクリアしたと判断したのか」と質問した。長坂康正・内閣府政務官は「(愛媛県今治市の提案を基に、文科相や農相も出席した国家戦略特区諮問会議で)昨年11月9日に4条件の充足性を確認した」と答弁。構想の具体化については「(学園を事業者に認定した)1月20日にしっかりと確認している」と述べ、段階的に確認したとの認識を示した。【伊澤拓也】
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加計学園問題、まだやっているんですね。
閉会中審査の議事録を熟読した上での質問ならいいのですが、
同じ質問の繰り返しじゃないでしょうね。
衆院文科委員会では認可にあたり石破4条件をクリアしたのかとの質問でした。
それに対して昨年11月、今年1月に確認しているとの返答。
ちょっと~、質問するなら議事録を確認してからにして欲しいわ。
新聞報道でもあたかも4条件を確認していないみたいなこと書いているけど。
それは今回認可する時に確認していなくても、過去に確認できていたら不要でしょうが。
閉会中審査で原英史WG委員が次のように発言しています。以下は産経から引用
原英史氏「獣医学部新設規制はあまたの岩盤規制の中でもかなり異様」「規制改革のプロセスに一点の曇りもない」
いわゆる4条件については私は特区ワーキンググループの委員として関わってきた立場の認識を手短に申し上げたい。
1点目、既存の獣医師ではない養成の具体化について、今治市の提案では新たな分野での人材の育成、また感染症の発生拡大などに危機管理学術支援拠点として機能させるといった具体的な構想が示されていた。
2点目、ライフサイエンスなど獣医師が新たに対応すべき分野における具体的な需要について、今治市の提案に加え、その後、京都府からもライフサイエンス研究や水際対策強化にかかる提案があり、より具体的な需要が明確になったと認識していた。また製薬業界から創薬の最先端分野で獣医師のニーズが拡大しているが需要が十分確保できていない声があることも認識していた・・・・・・(略)
(略)・・・・・・以上から4条件は満たされていると考えていた。こうしたことを山本大臣、松野(博一)文科大臣、山本(有二)農水大臣で確認をされて、特区での規制改革を進めたものと認識している」
長いので途中省略しましたが、閉会中審査で原氏が答弁しています。
ところでもっと本質的な事を考えると、「石破4条件」は誰が決めたかです。
当ブログ過去記事でも指摘しましたが、石破茂氏と獣医師会との密接な関係、
つまり獣医師会から100万円の献金を受けている事、
獣医師会の意向をくんで石破4条件が出来たと想像できる事。
この4条件は獣医学部新設が困難にする為の苦肉の策ですが、
この条件を石破氏一人で考え出したのか否か・・・・。
4条件は閣議決定されていますが、そもそも経緯を考えると不要なものではと思うのですが。
だいたい、既存の大学がこんな厳しい条件で作られているのかというのもあります。
民進党系の議員は貴重な質問時間を無駄にしないでもらいたいです。
過去の議論や議事録を精査せず、肝心な事を質問しないのなら質問時間の要求などとんでもないです。
時間の無駄、税金の無駄です。
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