京都千丸しゃかりき@千本丸太町:14周年記念特別限定極上煮干しらーめん

毎年楽しみな「京都千丸しゃかりき」の周年祭。気合い入れてシャッター&ポールを狙うも2番手に甘んじる。開店前にお店の前の椅子で待っていると...三番手についた客、コレから開店なのになんでかパン食ってる。話しかけて見たら日本語通じず、英語に替えたら韓国から観光で来てて、ひと月滞在だという。で、パン食ったら「あ、もうすぐバスだから!」と去って行った...世の中いろんな人がいるもんだ。

ということで、今回の土日における周年祭の予告。これを見ていた時には気づかなかったが、「しゃかりきスタッフ」とあるべき文言が「しゃかりきスッタフ」になっとる(笑)。果たして、何人の人がコレに気付いていた???

思い起こせば、京都駅前の京都タワービル地下、京都タワーサンドに「しゃかりきmurasaki」が昨年に開店してのち、梶さんが厨房に居ることの多いアチラの方にはちょくちょく食べに行っていたが、ココ千本丸太町の本店はゴブサタだった。このブログに残している記録に依れば、前に来たのはどうやら2年前の周年祭のときみたいだわ。

それはさておき、この日のPOP。カタクチイワシとアゴ(トビウオ)の煮干しに豚骨を合わせたスープとある。これだけを見て想像すれば、しゃかりきmurasakiで味わう「豚骨割り」みたいなアレか?と思ったりしながら、その出来上がりを待つ。さらに、今回の限定メニューを注文した者にはもれなく「Zそば無料券」をプレゼント、とある。

その「Zそば」のPOPがコレ。コレが「ぜっとそば」ではなく、なぜ「◯ムビそば」呼ばれるのか。まったく、世の中は不思議なことだらけだ。ところでこの「Zそば」現状では自分は未食だが、POPの内容を見ていると、与謝野町「麺家チャクリキ」の組み立て式くろそばのアイデアを応用したものなのかも?と思ったりする。まあ、コレについては、今回タダ券をいただくことだし後日改めて検証したい。

そんなことをあれこれ思いあぐねているうち、出来上がってきた今回の14周年記念特別限定第1弾。ほー、素ラーメンですか。
「すみません、チャーシューが間に合ってないんで」とおっしゃるしゃかりきスタッフ。具材の到着を待つ間に素ラーメンにとりかかる。やってくる前に、例の豚骨割りみたいな感じかな?と想像していたスープの実際は、ほぼ清湯といっていいようなある程度の透明感を持ちつつも凄まじい濃密さ。後から聞いたところでは、豚骨はスープのうちの一割程度のブレンドだという。味わってみると、もう、ものすんごい煮干し、煮干し、煮干し。むわぁ〜ぶわぁ〜とニボニボが攻めてくる。もちろんスープ単体をレンゲで掬って飲むばかりでなく、麺を啜りながらも感じるのがこのニボ感なのだが、その麺も小麦ふすま入りの多加水気味な平打ち麺のもっちりとした感触も、素ラーメンで味わえばこそ、より引き立つものだ。 

で、あとから別皿でやってきた具材一式。肉には豚バラのロール、低温調理の肩ロース、2本のアスパラガス、二種の青ネギ、海苔。ビールのアテのオードブルとしていただきたくなるよな感じ。(飲まなかったけど)この別皿での提供は、「チャーシューが間に合っていなかったから」と理由ではなく、後からのお客さんにも同様に別皿での提供をされていたので、どうやらコレが今回の本来の仕様であるようだ。

で、はじめは素ラーメンで味わっていたが、後からやってきた具材たちは、一応鉢に盛ってみた。すると、先ほど素ラーメンで感じた研ぎ澄まされたようなニボ感がかなり減衰するというか引っ込んでしまうというか...ああ、ラーメンって、ホント、バランスの食べもんだと、あらためて思い知る。(もちろん、具材の一つ一つはそれぞれに美味い)

今回、若手スタッフ「卯之吉」くんが作ったという創作「地鶏と玉ねぎの甘辛丼」。ラーメンを注文するともれなく付いてくる。本音を言えばラーメンだけを注文したくって、丼はオプションで選べるようにしてくれた方がありがたいのだが、作り手の考えとしては、今回のような「いつもと違う厨房の動き」の時は、オペレーションを統一したいというのと、売り上げを確保したいというココロもあるのだろう。それはそれとして、この創作丼、温度感に目を向けて欲しかった。あったかいゴハンの上で、肝心の地鶏が冷たいのだ。レンジでチンするなりバーナーで炙るなり、気がついてさえいれば、方法はあったろうに。そんなこんなも合わせて、楽しくいただいた今回の周年限定第1弾。

京都千丸しゃかりきつけ麺 / 二条駅二条城前駅
昼総合点★★★★★ 5.0 

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