パスタとピッツァの店 パッチョコーネ@大津市真野:A SET×3人前

自分の本心としては、この日もまだ見ぬラーメンの味を求めて動きたかったところではあるのだが、同行者(=家族ともいう)らが、たまには違うジャンルにも連れて行けというので、たまにはいいかと従うことにし、大津市内のイタリアンを探してみることにした。すると、某クチコミ投稿グルメサイトに依ればラーメン店とほぼ同数のお店が大津市内には存在するようだ。それらの中から同行者らがとりわけ気になっているのがココだという。ってことで、まったく尻に敷かれた運転手状態で初訪問と相成る。

広い店内、幸いにして、満席とはなっておらず琵琶湖を外に眺める席に通していただく。

あいにくのお天気だが、それでも湖面にたゆたうカイツブリの群れを眺めるに、なんとも素敵なロケ−ションではあるまいか。

さて、何をいただこうかと眺めるメニュー。ランチセットにはA・B・Cの三種。とりあえず、安く食べたい我々は迷わずA SETを選ぶことにした。

このお店の場合、ABCの各セットから、さらに多岐にわたる選択肢がある。パスタなら、ペペロンチーニから300円プラスの豪華メニュー、はたまた数量限定シェフの気まぐれパスタやリゾットも選べたりする。

ピッツァを選んでもその選択肢は実に多様。迷うに十分。かつ、迷うのが楽しい。

さらにピッツァにはオプショントッピ、多数。

さらに食後の「ドルチェ(=スイーツ)」も、飲み物とともに多岐に選べる。

かようなセットメニュー構成であるため、今回のように複数名で訪れた場合は、あれこれと違うものを頼んでシェアすることも、もちろんできる。そんなことから、このお店の場合は一人で来るより3人とか4人とか、それぐらいのグループで訪れる方が絶対に楽しい。 

最初に持ってこられたのは、お店オリジナルのドレッシング。ん?ドレッシング?というにはアブラ分があまりにも少ない...というか、ない。(=いくらでもかけて味わえそうな期待感)

そして、「オリジナルドレッシングで食べるサラダ」が運ばれてくる。このサラダを味わった時点で、私はこのお店に一気に惚れた。野菜と、ドレッシングが、とてつもなく良いのだ。野菜は、そのいちいちをここで詳しく書くだけの才はないのだが、そのいずれもは、お店の近くで自分もしょっちゅう仕入れる「道の駅 琵琶湖大橋米プラザ」で扱われている野菜を使っているとほぼ断定。「道の駅」でありながら、ここで売っている野菜はスーパーマーケットの同等品と比べて格段に新鮮で良いものが揃うのだ。そんな野菜たちをふんだんに使いながら、油脂分をほとんど感じさせないドレッシングは、根菜類を砕いてペースト状にしたところを醤油や酢でほんのり最低限に味を整えたような感じのもの。だから、たっぷりかけても、要らんカロリーを摂り過ぎてしまうような背徳感がない。生野菜のサラダが、生野菜のサラダとドレッシングだけで、こんなに美味しく、楽しく味わえるというのは、コレまでにありそでなかったこと。

次に、スープ。家の食事だったら、こんなにツバの広い器を用いることは、まあ、ない。(てか、そもそも、こんな器がウチには、ない。)そんな器で提供される「本日のスープ」は「ポルチーニ茸のポタージュ」だった。

ポルチーニ茸...といえば「中華そば おしたに」の「醤油そば」に入るアレだったりするが、そもそもキノコ単体だけの風味を自分はよく知らない。椎茸とか、松茸とか、シメジとか、エノキとか、舞茸とかだったら、「あー、ああいう感じの味と香りね」って、経験的に知ってたりするが、ポルチーニ茸は、そういうのが、ない。(ついでにいうと、トリュフなんかも食経験的に味わうことのない素材だったりする。)そんなポルチーニ茸の香りとか風味ってのは「こうですよ!」と教えてくれるかのような味。ジャガイモをすりおろしたかんじの淡い味付けのポタージュで。先のサラダもそうだったが、柱となっている素材の風味を地味にじわ〜と味わわせてくれる作り。これは、ストレートに、惚れてしまう味。

あと、A SETで注文したカプリチョーザでしょ。

さらに、私が注文した「クワトロ フォルマッジ ロッソ」でしょ。(四種のチーズにトマトソース。いろんなチーズの複層的味わいに彼方の国のトマトならではの旨味が加わって、まぁ、コレもウチでチョチョイと再現できる味ではない感。)

さらに、同行者チョイスの数量限定シェフ気まぐれパスタは牛肉と香草をふんだんに効かせた細麺パスタ。これもまた味わったことのない世界。

さらに、同行者1のドルチェ、ティラミス。

 続いて、同行者2のドルチェ、キャラメルナッツのパンプディング。

私はベイクドチーズケーキ塩キャラメルアイスクリーム添えを選択。

アフターのドリンクにエスプレッソ。
なんと、液量の少ない&なんと脳天まで来るその濃さ!(砂糖も何も入れずストレートで味わいました)

 

ロケーションといい、料理といい、すっかり惚れましたよココ。かつては京都でされていたお店が移転してきたとも聞きます。
また、店内にはアップライトピアノもあり、貸切でガンガンピアノ弾くまくりーの歌いまくりーのパーティーなんかにも対応していただけるのかもしれない予感もプンプン漂っている。
湖西は、やはり、「ラーメン」という枠を外して探索すべきなのかもという思いを新たにしたところでもあったかな。
ステキなところは、まだまだ、他にもあるあるきっと。

パッチョコーネイタリアン / 小野駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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