上杉食品@三豊市豊中町上高野:かまたまうどん&かけうどん

讃岐うどんツアー2日目。最初に訪れるお店は、やはり朝の時間帯のみ営業しているお店を狙う。琴平の宿から出発し、岡崎製麺所か、この上杉食品か、どっちに向かうかについてはかなり迷った。両店とも早朝にしか営業していないからだ。迷った結果、マイどんぶり&箸持参で行かなくてもいい方を選ぶことにして、上杉食品に訪れた。
情報が無ければ場所を探り当てることすら困難かも知れないが、今の世の中、GoogleMapsに頼れば駐車場の場所まで一発で案内してくれる。まったく便利なものだ。
駐車上にクルマを駐めて、30mばかり歩いて午前7:30に現地着。「うどん」と書かれた提灯、「営業中」「さぬきうどん協同組合加盟店」の幟がお店の場所を知らせてくれるが、これらの提灯・幟が無ければ、まさかこんなところでうどんがいただけるとは、まず思えないようなローケーション。
うん。ちゃんと店名も書いてある。よしよし。では入って見よう。
店内、いくつか大きめのテーブルに丸椅子が置かれ、そこだけ見ると、あたかも大衆食堂然としているが、周囲にはかつて食糧品店として使われていたであろう商品陳列棚に書類やなにやら、いろんなものがなかなかいい感じに雑然と置かれていたりして、それは独特な空間である。そんな場所に、地元のお客さんが次から次と訪れてうどんを注文していく。中には「10玉ちょうだい」といって、テイクアウトでうどん玉だけを買い求めに来る人もいる。そんな地元の方々にとっての「いつもの朝の風景」の中に、ちょっとお邪魔させていただくような感じは、京都の観光地にあるうどん屋さんなどのムードとはまるで違うものだ。
このお店についてネット検索すると、創業は明治40年とする説が多いようだが、お店公式サイトでは創業年を明治38年としている。元々は製麺及び卸し業務が中心で、配達に出発する8時頃までが店内飲食可のうどん店としての営業時間となるようだ。また、製麺・卸業とともに食料品店も営んでいたが、タウン情報香川が(というより麺通団が)仕掛けた讃岐うどんブーム以降、何度か訪れるブームの度に飲食スペースを増やしてきたようだ。そして、現在の店主さんは五代目になるらしい。
テーブル上にはメニューがあって、これを見て注文する。ワタシは釜玉小、同行者はかけうどん小を注文。
天かすやうどんつゆ、醤油なども売っていた。
やがて出来上り、運ばれてきた釜玉。生卵、ネギ、ショウガはデフォルトで提供される。うどん一玉の目方は210gだそうな。
とくに天かすなどは加えたりせず、テーブルに置いてある醤油差しの醤油を適量回しかけ、混ぜ混ぜして喰らう。茹でたての麺の温かさに包まれ、玉子と醤油とショウガの組み合わさるほっくりとした味わいを啜り込む。ああ、朝イチからこんなうどんをいただくことの出来るシアワセよ!
コチラ、同行者注文のかけうどん。澄んだツユに茹でたての麺。かけうどんもまた、デフォルトでネギ・ショウガが載っけてあるので、後から自分で加える必要はない。天かすについては、お茶のペットボトルがしまわれている冷蔵庫の上にあるやつをセルフサービスで取るということになるが、今回は加えず、同行者はデフォルトのままで食べた。
このお店の場合、注文したあと席に座って待っていたら、お店の人が出来上がったうどんを持って運んできてくれたが、食べ終わった後はどうすればいいのだろう???と、地元のお客さんがどう動くのかをしばらく観察。と、食べ終わった後の丼やコップ等は、奥の製麺所のほうに返却するらしいので、そのようにした。
しっかしなぁ…こんなお店が自分の生活圏にもしあれば…そりゃ、朝から食べに来るよなぁ…。さて、次はいつ来ることが出来るだろうか。などと思いつつクルマに戻ると時間は7時50分。さて、朝のうちにもう一軒、行きますか。


上杉食品うどん / 本山駅比地大駅
昼総合点★★★★★ 5.0

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