A男ガンバレ Ⅱ

2008-12-02 | 社労士日記
思ったより晴れませんねぇ…

暖かい中、社保まで散歩できると思ったのですが(-.-)



久しぶりにクラスルームより

もちろん以前取り上げたA男とは別人ですが…

***** 日経夕刊「クラスルーム」(11/28)より ここから *****
『会話が苦手な生徒 行事で学級にとけ込む』

秋は合唱コンクールの季節だ。全国大会も行われる。毎年この時期に必ず思い出すことがある。中学2年生を担任した時の、校内学級対抗合唱コンクールでの出来事だ。

当時、私のクラスにA男がいた。A男は学校では一言も話をしない。家では普通に家族と会話ができるのだが、学校に来ると、誰とも会話を交わすことがない。授業中に順番で教科書を読ませていても、彼の番になったら、とばすしかない。問いかけに対して、うなずくなど最低限の意思表示はするが、言葉を発することは拒み続けた。

校内の合唱コンクールで彼は指揮者になった。歌は歌えなくても、指揮はできる。本人もやる気を見せた。だが予想外の問題が起きた。本番直前になり、指揮者がクラスの練習ぶりや意気込みを語ってから合唱に入ることになったのだ。A男にそれができるか。本人はやりたいと意思表示をした。よし、A男でいこう。もし彼が発表できなければ代役を立てようと、話し合いで決めた。

どのクラスも金賞を目指して約1カ月間、練習を重ね、本番の日を迎えた。1学年5クラス、全校15クラスが競う合唱コンクール。体育館は400人を超す生徒の熱気に包まれた。

我がクラスの番になった。ステージに生徒が並ぶ。指揮者のA男は、全校生徒の方を向いたまま、固まっている。30秒が過ぎた。会場はざわめき始める。そんな時誰かが声を掛けた。「頑張れ!」。それを合図に会場の至る所から「頑張れ!」コールが始まった。代役の生徒は動かない。クラスの仲間も、「A男君、頑張って!」と必死で声をかける。

1分を過ぎたころ、彼は動いた。何か言葉を発しそうな雰囲気を感じた会場は急に静かになり、彼の行動を待った。

「頑張ります」-----。静かな、しかし穏やかな一言であった。クラスメートも、私も初めて聞いた彼の言葉だった。クラスの子供たちの目からは大粒の涙が流れ始める。彼の合図で合唱はスタートした。だが、涙で歌声にならない合唱となった。

合唱コンクールの後も、相変わらず彼は教室で会話をすることはなかった。しかし、しゃべらなくともクラスメートは、彼の気持ちがだんだんわかるようになった。クラスの中にとけ込み、卒業していった。

あのやり方が正しかったのかどうかわからない。ただ言葉を発するのが苦手な生徒と出会うたびに、いつもA男を思い出す。
(学校研究会)
***** 日経夕刊「クラスルーム」(11/28)より ここまで *****


届けも完了し、時間切れのため、中途ですがこの辺で(^^ゞ



追記
「Ⅱ」って携帯からでは表示されないようで・・・特殊文字なんですかね

A男、クラスメート、担任の先生、ほか会場の生徒たち


【57時間 11:14】
波が激しいのでさすがにフェリーは出なかったでしょうね

東尋坊といえば・・・「まんが日本昔ばなし」を読んで眠れなくなった記憶が

まぁ幼少のころの話ですけどね

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年の流行語は | トップ | 負けてナンボ? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿