領土も広く…

2008-03-25 | 社労士日記
今日の朝刊には特別便の広告も掲載されてましたね(-_-)

全員に発送なので、ますます社保の電話がつながらない…orz



昨日は視野を広く持ち続けたい、と記事にしました。

関連して、領土という捉え方で風間さんの記事が朝刊にありましたので。

***** 日経朝刊より ここから *****
『スポートピア 自分の「領土」広げて』

子供のころ、近くの神社の敷地内でボールをけった。私の小さな王国。やがて領土は土のグラウンドへと広がった。

夢はでっかく「世界一の選手になる」。あまり記憶は定かでないが、随分とわがままな王様だったと思う。自分の朝練に大いばりで旧友たちを引き回していたらしく、「おまえ、怖かった」と今も聞かされる。申し訳ないことではあった。

22歳でドイツへ渡ってすぐのころ。身を寄せた1部のレーバークーゼンでは、この「おれが、おれが」が通じなかった。ドイツ語もろくに解さない日本人が勝手を通し、「おれの方がうまい」と息巻いてもそっぽを向かれるだけ。家来のいない王様ほどみじめなものはない。おれってサッカーに向いてない?酒におぼれ、独りぼっちの暗い部屋で展転反側した経験など、後にも先にもあのひところだけである。

私に聞く耳を持たせてくれたのは、ある3部チームへの転籍を決めていたゼネラルマネジャーの一言だった。「今のおまえは人間でも商品でもない。よそへ移っても迷惑だから、おれについてこい」。このときばかりは二つ返事で「お願いします」。裸の王様は万策尽きていた。

ドイツの下部リーグに身を置いて気づいたが、あちらにはプロリーグのクラブから高給で誘われても、すげなく断る者がいる。聞けば昼は要職にある勤め人で、サッカーの稼ぎは夜の内職程度。体が動かなくなったらおしまいのサッカーで身を立てる気はハナからない。「好きなこと」と「向いていること」の区別ができている。彼らはプロだ、自分のプロだと感心させられた。

本当に自分がサッカーに向いていたがどうかは、今も分からない。現役時代に悔いなどないが、世界一の選手にはなれなかった。今の私がテレビ解説を務めているのは、知らない世界に触れて自分の可能性を広げようと思ったから。

「たとえJ2(2部)の控えでも」と、サッカーのみに身過ぎの道を求める若者がいる。それは本当の挑戦なのか。すぐ横に目をやれば、もっと適した道があるかもしれないのに。「好き」で凝り固まった態度が、ある種の逃避に思えるときがある。それが先々の不幸を招いた例を知らぬでもない。

彼らは裸の王様ですらないように見える。一つのポジションや役柄に納まる様子が見え、そこからはみ出そうとしない。かつて私は「ここは自分のいるべき場所でない」「早くサッカーの本場へ行かないと」という焦燥に身を焦がしたが、そんな血のざわめきを彼らから感じない。

自分のフィールドをもっと広げよう。仕事や資格によって領土に線を引かれるのはつまらない。その結果、サッカーから離れた場所へ行き着いても構わないではないか。
(風間八宏 筑波大蹴球部監督)
***** 日経朝刊より ここまで *****

芯や土台はつくりつつ、資格の枠にははまらず領土を充実させたいですね。

領土侵害という点では、線引きはきちんとしながらですが(^^ゞ

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