労働大学日記 第15日

2006-08-14 | 労働関係
何だか天気予報によると明日以降は夏真っ盛りとは行かないようで・・・

労働大学第15日目は職場のメンタルヘルスについて講義がありました

職場における心理的負荷(精神的ストレス)による病気が最近は問題となっていて、メンタルヘルスに問題を抱えた労働者が増えていると多くの企業で考えており、8割以上の企業が今後さらに深刻になると考え、重要課題の一つとしてあげています。---参照(独)労働政策研究・研修機構---

と言うのも、メンタルヘルスに関する問題が、生産性の低下や重大事故の発生などに関わりがあると考える企業が多いためであり、逆に言えば、メンタルヘルス問題を改善することにより生産性向上、休職者等の減少による労働力の増加に結びつくと思われます。
もちろん生産性の向上などという以前に本人たちにとってはとても辛いことであるので、まずはそういった人がでないことが一番でしょうか。

メンタルヘルス不全の要因としては・・・
 ①職場におけるストレス:責任ある仕事、人事異動、長時間労働
 ②職場以外におけるストレス:結婚・出産などの家庭の出来事、家族や友人との環境の変化
などが考えられます。

ただこれらの要因も
 ・個人によりストレスの感じ方(度合い、マイナス要因と感じない場合もある)
 ・ストレスへの対応の仕方
など異なる場合が考えられるため、一概に何かを原因と決め、どの解決方法が良いか、などと早々に決め付けてしまわないようにしたいところです。

要因も多様にわたるため、職場内であればカウンセリングの窓口はもちろん、身近な上司や同僚など、職場外であれば家族をはじめ、友人や隣人など、多くの人がメンタルヘルスについて理解を深め、本人にとってのサポートの入り口をたくさん増やすことができればよいのではないかと思います。

メンタルヘルス不全になった場合はまず、通いやすい病院を見つけて、周囲は長い目でサポートする気持ちになることが、第一歩ではないかと思います。


このように見ていくと、周囲のサポートや企業の多様な取り組みが必要である点は、育児休業取得に関する問題などにも通ずるものと思われます。


活気ある職場作りには欠かせない題材として私も興味深く講義を受けました・・・が、やはり1回だけでは少々物足りないのは否めませんでしたので、今後も勉強を続けて生きたいと思います
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