祭ク動ならず

2010-12-01 | 自転車日記
朝イチの外出時は今宵は乗れそう


と思っていたのだけれど


なぜか夜に体が一気に冷え


布団に潜ったまま出られず


なんと石…でなくて意志の齢…でもなくて弱いことか



***** 日経夕刊(10/16)「遠みち 近みち」より ここから *****
『言葉の溝を埋める人』

聴覚に障害のある矢野耕二さん(54)は、東京都渋谷区東の住宅街にある東京聴覚障害者自立支援センターで、相談支援員をしている。聴覚障害者と意思の疎通を図り、言葉の壁によって生じる生活トラブルを解決するのだ。

5歳のころ、耳が聞こえなくなった。小学校に入学してから立命館大学を卒業するまで、教室では一番前に座り、補聴器を使い、先生の口の動きを読んでノートをとった。

税理士事務所に勤務後、仲間と写植会社を始めたものの、パソコンの普及で行き詰る。15年前から聴覚障害者の団体である東京都聴覚障害者連盟の事務局で働くようになり、社会福祉士の資格を取得。3年前に相談支援員の仕事に就いた。

矢野さんは言う。「言葉はまず耳で覚えて、その概念を理解する。そのプロセスが抜け落ちているために、言葉を正確に理解できず、社会的な対応がうまくできない聴覚障害者がかなりいます」

Aさんは便秘と下痢を繰り返すため、5年も病院に通っている。いっこうに症状は良くならない。処方された下剤と下痢止めの意味が分からないまま服用していたからだ。

Bさんは、会社の上司から筆談で「この仕事を終えたら、私のところに来てください」と伝えられる。「終業時刻と理解して、午後5時に上司のところに行く。イライラした上司に怒鳴り飛ばされる。口頭なので、なぜ怒っているのかも分からない。すれ違いが続き、会社を休みがちになる。

Aさんの場合。ファックスでやりとりしながら、症状に応じ矢野さんが薬の名称に丸印をつけ助言することで、快方に向かった。Bさんのケースでは、会社の上司の意図を正確に伝え、誤解を解いた。

聴覚障害者は全国に34万人。超高齢社会の到来で確実に増える。矢野さんのような相談支援員は全国に約10人。「言葉の溝」を埋める相談支援員の拡充がのぞまれる。
(特別編集委員 足立則夫)
***** 日経夕刊(10/16)「遠みち 近みち」より ここまで *****


溝を埋めるのが言葉だったりするものだけれど


その言葉にも溝があって・・・その溝を埋めるのもまた言葉だったり


仕事もそうだけど、私事においてもどれだけ伝わる言葉を選ぶかであったり


こちらは細工のない言葉が必要であると思われ

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