昨日の夜は満月だったのかな・・・ある意味、大猿に変身するくらい明るかった
昨日は名刺を受け取りに行った帰りに、夕飯がてら近所の中華屋へ
炒飯&餃子を食べようかと思ったのですが、何か違うということで、いつもの店へ
で、本当は昨日取り上げようかと思っていた記事を
***** 日経朝刊(3/10)「スポートピア」より ここから *****
『若手に種まき 楽しみ』
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表は順当に1次ラウンドを突破した。野球強国ではない中国戦でも前売り券は完売で、日本代表への期待の大きさと、日本人の心をとらえる野球の素晴らしさを再認識する思いだ。
日本代表が注目を集める一方で、12球団はキャンプからオープン戦へ突入。開幕へ向けて着々と準備を進めている。日本代表に主力が取られているチームの若手にとっては、首脳陣にアピールする機会が多いのが今季の特徴といえる。
私も巨人の臨時コーチとして1カ月間、若い選手と汗を流した。原監督からは特に「左投手のことは左投手が一番よく分かる」と言われたので、4年目の辻内や2年目の竹嶋といった若手の左投手を重点的に見た。
冨山・滑川高からドラフト4巡目で指名された竹嶋は昨年2軍登板が1試合だけ。切れのある速球など素材的には素晴らしいが、まだまだこれからの選手。地方の公立高校で「お山の大将」だったのが、プロの壁にあたり自信を失っていた。
指導する上で私が考えたのが「笑顔で悩みを聞く」ということだ。精神的に不安定になっている選手の気持ちを前向きにさせるには深刻な表情より、笑顔の方がいい。そうしてから、彼の技術的な課題を一つずつ順序立てて説明していった。
彼の一番の問題はボールがシュート回転することだった。投球の際の右足のステップなど3段階で投球フォームを修正するプランを立てた。
ただ、今の若い選手は納得しなければコーチの話もまともに聞かない。私は彼の投球フォームをビデオに撮り、彼の優れている点を指摘してから、どこを直せばどう変わるのかを解説した。
私が現役のころはコーチの命令は絶対で、「これをやれ」と言われればやるしかなかった。ところが、内容は大ざっぱ。社会人からプロ入りした私は、2カ月で1軍から2軍に落ちたのだが、当時の2軍コーチから言われたのは「とにかく強く腕を振れ」。それ以上の細かい指導はなかった。
その教えが間違っていたわけではない。ただ、やみくもに腕を強く振り続けた結果、肩に炎症を起こしてしまった。腕を強く振るには腕だけではなく、体全体のバランスが大事だ。失敗からそのことを学んだ私はそれ以降、練習を工夫するようになった。
最近の選手は自ら考え、工夫するという点で物足りなさを感じることもある。一方で納得すれば一生懸命に練習するし、上達も早い。
もちろんこうした指導は1カ月で済むものではない。私の仕事は「種をまいて、芽が吹き始めた」ところで終わった。この芽が秋には小さくてもいいから花を咲かせられるか、楽しみだ。
(プロ野球解説者 川口和久)
***** 日経朝刊(3/10)「スポートピア」より ここまで *****
学びに不正解はないと思いますが、長期的な視点でいえば、何事からも学べること、失敗からどう学ぶか、ということも教える必要があるような・・・プロ生活は短いしね
とはいえ、選手本人もコーチも短期的な面で成果を出さないことには、プロとしての道は閉ざされるわけで
それにしても外食飽きてきた・・・体の酢分が不足しているようで酢飯が食べたい今日この頃
おまけ・・・昨日仕入れた物品
昨日は名刺を受け取りに行った帰りに、夕飯がてら近所の中華屋へ
炒飯&餃子を食べようかと思ったのですが、何か違うということで、いつもの店へ
で、本当は昨日取り上げようかと思っていた記事を
***** 日経朝刊(3/10)「スポートピア」より ここから *****
『若手に種まき 楽しみ』
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表は順当に1次ラウンドを突破した。野球強国ではない中国戦でも前売り券は完売で、日本代表への期待の大きさと、日本人の心をとらえる野球の素晴らしさを再認識する思いだ。
日本代表が注目を集める一方で、12球団はキャンプからオープン戦へ突入。開幕へ向けて着々と準備を進めている。日本代表に主力が取られているチームの若手にとっては、首脳陣にアピールする機会が多いのが今季の特徴といえる。
私も巨人の臨時コーチとして1カ月間、若い選手と汗を流した。原監督からは特に「左投手のことは左投手が一番よく分かる」と言われたので、4年目の辻内や2年目の竹嶋といった若手の左投手を重点的に見た。
冨山・滑川高からドラフト4巡目で指名された竹嶋は昨年2軍登板が1試合だけ。切れのある速球など素材的には素晴らしいが、まだまだこれからの選手。地方の公立高校で「お山の大将」だったのが、プロの壁にあたり自信を失っていた。
指導する上で私が考えたのが「笑顔で悩みを聞く」ということだ。精神的に不安定になっている選手の気持ちを前向きにさせるには深刻な表情より、笑顔の方がいい。そうしてから、彼の技術的な課題を一つずつ順序立てて説明していった。
彼の一番の問題はボールがシュート回転することだった。投球の際の右足のステップなど3段階で投球フォームを修正するプランを立てた。
ただ、今の若い選手は納得しなければコーチの話もまともに聞かない。私は彼の投球フォームをビデオに撮り、彼の優れている点を指摘してから、どこを直せばどう変わるのかを解説した。
私が現役のころはコーチの命令は絶対で、「これをやれ」と言われればやるしかなかった。ところが、内容は大ざっぱ。社会人からプロ入りした私は、2カ月で1軍から2軍に落ちたのだが、当時の2軍コーチから言われたのは「とにかく強く腕を振れ」。それ以上の細かい指導はなかった。
その教えが間違っていたわけではない。ただ、やみくもに腕を強く振り続けた結果、肩に炎症を起こしてしまった。腕を強く振るには腕だけではなく、体全体のバランスが大事だ。失敗からそのことを学んだ私はそれ以降、練習を工夫するようになった。
最近の選手は自ら考え、工夫するという点で物足りなさを感じることもある。一方で納得すれば一生懸命に練習するし、上達も早い。
もちろんこうした指導は1カ月で済むものではない。私の仕事は「種をまいて、芽が吹き始めた」ところで終わった。この芽が秋には小さくてもいいから花を咲かせられるか、楽しみだ。
(プロ野球解説者 川口和久)
***** 日経朝刊(3/10)「スポートピア」より ここまで *****
学びに不正解はないと思いますが、長期的な視点でいえば、何事からも学べること、失敗からどう学ぶか、ということも教える必要があるような・・・プロ生活は短いしね
とはいえ、選手本人もコーチも短期的な面で成果を出さないことには、プロとしての道は閉ざされるわけで
それにしても外食飽きてきた・・・体の酢分が不足しているようで酢飯が食べたい今日この頃
おまけ・・・昨日仕入れた物品
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます