壺中日月

空っぽな頭で、感じたこと、気づいたことを、気ままに……

寂聴カレンダー

2008年01月01日 17時49分21秒 | Weblog
 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

 一昨日、やっと年賀状を投函した。
 いつも、近況報告をかねる熟語を書いている。
 今年は、「図書獨娯」とした。
 《図書、独りたのしむ》と読み、[絵画や書物を見て、ひとり娯楽する]という意味だ。
 はたして今年は、いくつの展覧会を観て、何冊の本が読めるだろうか。
 “好奇心”ならぬ“光輝心”を大切に思っている私は、今からわくわくしている。
 
 机上にいつものように、瀬戸内寂聴・卓上カレンダー(2008年版)を置いた。毎年、寂聴さんが贈ってくださるものだ。
 その1月のところに、つぎのような寂聴さんの言葉が載っている。

  人は巡り逢うことによって心と心が触れ合います。
  そこに愛が生まれ、愛という縁が結ばれることで幸福の実がなるのです。
 
 ここに書かれている寂聴さんの言葉を指針に、この一年、しっかりと生きてゆこうと思う。

 今年は、紫式部の『源氏物語』が書かれて、千年という。
 寂聴さんは、これまで以上の大忙し、間違いなし。
 寂聴さんの無病息災を、祈るばかりである。


      寂聴の声かむらさきしきぶの実    季 己