かなざわ風便り

変わり行く季節の中で、あの町この町で出会った風景や人情、イベントを訪ねて行きます。

紅葉前線を追って(Part-5)

2023年12月05日 | Weblog

山之村
飛騨市神岡町市街(R471)から旧山之村「(大規模林道高山大山線終点)
岐阜・富山県境」飛越トンネルまでの沿線状況。

 神岡町は神岡鉱山(亜鉛・鉛・銅・銀・金)の地金生産」で、永禄2年(1559)
頃からの開山であったが、後にカドミウム汚染によるイタイタ病の原因となり、当時の
話題となった。
道の駅と併設する「宙ドーム・神岡」もあり、見所が沢山ある。
ここより、山之村方面へ県道を上って行くと、神岡鉱山の大きな廃液沈砂湖があったが
現在埋め立て工事が進んでいる。
 湖面上流の突き当たりに、多くの家並み「和佐保集落」があるが過疎が進んでいる。
この先は、急カーブに急坂と連続に重なる沿道には、鉱山労働者の社宅が並んでいたが
今は消えてしまった。
<この地に光圓寺があって、円空作25菩薩像が祀られている>
                       (県指定・重要文化財*彫刻)

<峠に向かって折り返し上り詰めると、対岸に「天蓋山(てんがい)▲1527m」が紅葉に染まり
 下方に高原川沿いの家並みが遠望できる>

<峠には「伊西トンネル(神岡から15km・長さ400m・▲1,100m台)>

<トンネル出口に、伊西峠の碑があるが(内容は童話)トンネルは、平成15~16年に
 以前のトンネルを改修したもので、名前も山之村トンネルから伊西トンネルへと変更>

伊西集落まで下ると、沿道下の屋根上で作業している人あり、尋ねると、トタン屋根に
コルタールを塗布して防錆処理とのこと。
今は数軒あるこの集落も、冬期は人が住まなくなったと冬支度している夫婦と会話。
<山之村の中心地「森茂地区」で、以前に茅葺きの家の前で出会った、優しい
 お爺さんの家「鍛冶屋」も、かなり朽ち果てて建っており、玄関に履き物が有ったが
 不在で時の流れが過る>

<山之村牧場「天空の隠れ里」として、一時期風靡してきたが、今は人影少なくなった。
 乳製品の加工販売・レストラン経営、この日は定休日だった。毎週(火・水)定休日
 春から秋にかけて、牧場見学や天蓋山へも登山出来るよ>

<森茂集落の真ん中に、立派な売り家があるよ!お幾らでしょうか?>

<森茂集落の中心に「白山神社」、以前の秋祭りでは、飲み食べ放題の時を過ごした>

<峠を越えた、下之本集落に「神明神社」・瀬戸集落に曹洞宗「福寿寺」が頑張る>

<大規模林道沿いの最後の「和佐府集落」バス停(神岡方面行き、朝昼2回運行)と
 管理の行き届いた立派な大きい家屋>

<坂を上り詰めると、飛騨と有峰を結ぶ「飛越トンネル」入り口。
 駐車場の木板標識に⇒寺地山-3:00・北ノ俣岳-6:00・有峰湖展望-0:50>とある>
                  「次回⇒紅葉前線を追って(Part-6)へ続く」

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