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いろんな病院へ退院前訪問に行きますが、時々びっくりすることがあります。
昨日は、うちからお願いしたケアマネさんと一緒にある病院へ退院前訪問に行きました。
主治医から、「すでに治療は終了し、今後は療養型やホスピスなどの転院を考えるか、在宅での療養を選ぶか、もし在宅を希望するのであれば、往診医と訪問看護が必要である」と言われ、在宅を選ばれた患者さんです。
いつも、とてもよく連携を取ってくれる病院でしたので、特に問題もなく、ソーシャルワーカーさんと、患者様ご家族と退院調整のお話をしていました。
当日の担当看護師も同席しましたが、ほとんど言葉はなく、聞いたことだけ困ったような顔をして、ぼそぼそと答えていたのはちょっと気になりましたが・・・
ところが、途中で師長さんが登場し、担当ナースは行ってしまいました。
そして、師長さんが言ったのです。
「ちょっといいですか?私、訪問看護は入る必要あると思うんです。
ポートが入っているし。
でも、なぜ在宅の先生が入る必要があるのかわからないんですが。
先生も、わからないようでしたが、どうしてそうなったんですか?
まだ、通院できますよね。先生から、通院日を言われると思いますよ。
それなら、在宅医はいらないんじゃあないですか?」
「?」話は通ってなかったの?
ソーシャルワーカーさんは固まってます。
終末期の患者さんが、ポートを付け在宅IVHをしながら療養する。
なぜ、在宅往診医が必要ないのか、こちらが聞きたい。
具合が悪いからと言って、すぐに病院来て下さいって、毎回往復すろことが、末期のましてご高齢の患者さんにどれほど負担があるか、ご家族に負担があるか。
「疼痛コントロールのことでしたら、とても上手に苦痛をとってくださる先生ですから、普段の通院も必要ないと思いますが。
もし、入院のご希望があれば、先生が直接病院の先生とご連絡を取ってくださると思いますよ。」
でも、納得がいかない様子。
「まだ、今の状態なら通院できますよね。それでいいんじゃあないですか?」
何度も「師長さん」に説明しているうちに、とうとうご家族の方が、「これは先生から二つ出された選択肢のうちの一つなんです。先生から往診医と訪問看護を勧められました。
最後は病院にお願いするかもしれませんが、それまでは、在宅で見たいと思っています」とはっきり言われ、「ああ、そうなんですか。先生はそんな風には言ってなかったような・・」
「じゃあ、退院後は全部その先生が、やってくれるんですね!退院時処方や、ルートはいいんですね」
「いえ、とりあえずの分は持たせて下さい」
なんか、すごく好戦的な話し方。
みんな、氷ついたように固まっていました。
後で聞いたら、癌専門看護師をとって、師長になったばかりとか・・・
申し訳ないけれど、なにを勉強されてきたのやら・・・
地域連携や、在宅緩和ケア、患者さんやご家族の不安や、負担の軽減などは教えてくれないんでしょうか?
もろに病院内の連携や方針の違いを、ご家族に暴露したようなものです。
あんな調子で、スタッフに接していたら、スタッフも何にも言えないかも。
主治医の先生はまだ若く、そのへんの方針を看護師にうまく伝えられなかったのか。
ご家族から「先生が全部そのご紹介もしてくださるのかと思っていたら、いつの間にか相談室の方が全部動いてくれるようになりました。そこの連携が、私たち家族にはちょっと疑問だったのです・・」と、本音をポロリ。
かわいそうなソーシャルワーカーさんは、ずっと謝ってくださいましたが、本当に御苦労さまでした。
肩書きや理論もいいけど、自分の身に置き換えて考えることができなければ、緩和ケアどころか、日常のケアも難しいんじゃあないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
昨日は、うちからお願いしたケアマネさんと一緒にある病院へ退院前訪問に行きました。
主治医から、「すでに治療は終了し、今後は療養型やホスピスなどの転院を考えるか、在宅での療養を選ぶか、もし在宅を希望するのであれば、往診医と訪問看護が必要である」と言われ、在宅を選ばれた患者さんです。
いつも、とてもよく連携を取ってくれる病院でしたので、特に問題もなく、ソーシャルワーカーさんと、患者様ご家族と退院調整のお話をしていました。
当日の担当看護師も同席しましたが、ほとんど言葉はなく、聞いたことだけ困ったような顔をして、ぼそぼそと答えていたのはちょっと気になりましたが・・・
ところが、途中で師長さんが登場し、担当ナースは行ってしまいました。
そして、師長さんが言ったのです。
「ちょっといいですか?私、訪問看護は入る必要あると思うんです。
ポートが入っているし。
でも、なぜ在宅の先生が入る必要があるのかわからないんですが。
先生も、わからないようでしたが、どうしてそうなったんですか?
まだ、通院できますよね。先生から、通院日を言われると思いますよ。
それなら、在宅医はいらないんじゃあないですか?」
「?」話は通ってなかったの?
ソーシャルワーカーさんは固まってます。
終末期の患者さんが、ポートを付け在宅IVHをしながら療養する。
なぜ、在宅往診医が必要ないのか、こちらが聞きたい。
具合が悪いからと言って、すぐに病院来て下さいって、毎回往復すろことが、末期のましてご高齢の患者さんにどれほど負担があるか、ご家族に負担があるか。
「疼痛コントロールのことでしたら、とても上手に苦痛をとってくださる先生ですから、普段の通院も必要ないと思いますが。
もし、入院のご希望があれば、先生が直接病院の先生とご連絡を取ってくださると思いますよ。」
でも、納得がいかない様子。
「まだ、今の状態なら通院できますよね。それでいいんじゃあないですか?」
何度も「師長さん」に説明しているうちに、とうとうご家族の方が、「これは先生から二つ出された選択肢のうちの一つなんです。先生から往診医と訪問看護を勧められました。
最後は病院にお願いするかもしれませんが、それまでは、在宅で見たいと思っています」とはっきり言われ、「ああ、そうなんですか。先生はそんな風には言ってなかったような・・」
「じゃあ、退院後は全部その先生が、やってくれるんですね!退院時処方や、ルートはいいんですね」
「いえ、とりあえずの分は持たせて下さい」
なんか、すごく好戦的な話し方。
みんな、氷ついたように固まっていました。
後で聞いたら、癌専門看護師をとって、師長になったばかりとか・・・
申し訳ないけれど、なにを勉強されてきたのやら・・・
地域連携や、在宅緩和ケア、患者さんやご家族の不安や、負担の軽減などは教えてくれないんでしょうか?
もろに病院内の連携や方針の違いを、ご家族に暴露したようなものです。
あんな調子で、スタッフに接していたら、スタッフも何にも言えないかも。
主治医の先生はまだ若く、そのへんの方針を看護師にうまく伝えられなかったのか。
ご家族から「先生が全部そのご紹介もしてくださるのかと思っていたら、いつの間にか相談室の方が全部動いてくれるようになりました。そこの連携が、私たち家族にはちょっと疑問だったのです・・」と、本音をポロリ。
かわいそうなソーシャルワーカーさんは、ずっと謝ってくださいましたが、本当に御苦労さまでした。
肩書きや理論もいいけど、自分の身に置き換えて考えることができなければ、緩和ケアどころか、日常のケアも難しいんじゃあないでしょうか。
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