こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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瀬谷区・西部病院訪問看護連絡会

2010-09-30 23:30:18 | 訪問看護、緩和ケア
横浜市の連絡協議会は各区のブロックごとに、それぞれ活動をしていますが、瀬谷区は地域の中核病院である聖マリアンナ横浜西部病院のホームケア(連携室)と、区内の訪問看護ステーションで連絡会を持っています。

訪問看護ステーションは、開設したと思ったら、あっというまに撤退したり、どこかと統合してしまったり、なかなか固定しない事業でもあります。

もともと、地盤があったりバックがあったりすると、そこで根を下ろすことができますが、医師の指示書をもとに活動することや、地域のケアマネさんへの知名度が低かったりすると、なかなか利用者さんを確保できなかったり、管理者が固定しなかったりで、閉鎖になってしまうことも少なくありません。

ステーション連絡会は、新しく立ち上がった事業所の方も積極的にお誘いして、最初のうちは患者さんをご紹介したり、地域の情報をお伝えしたりと、助け合いの場にもなっています。

ここ3年ほどは、必ず区の高齢福祉課の担当者や、ケアマネットの役員なども参加するために、地域の情報交換や、問題があった時には、直接区担当者に対応を求めることもできる、貴重な会になってきました。

今日も、私から保護担当者の対応について、会の中で業務改善をお願いする事ができました。

また、毎回順番で各ステーションから困難事例を出して、みんなで検討したりもしています。

今日は、瀬谷区ケアマネットから医療職との距離感を縮めるために、訪問看護ステーションとの交流会をするというお知らせがありました。
おおむねインフォメーションはあったのですが、正式に連絡会での参加要請があり、訪問看護ステーションをまだよくわからないケアマネさんとも交流ができるよい機会になりそうです。

また、区からも高齢者サポートネットワークの企画で、多職種が集まってワールドカフェ方式で事例検討会をやることになり、12月の連絡会を区役所で行い、その後多職種100人ほどを集めての大きなイベントとなりそうです。

連絡会・西部病院主催の恒例のセミナーは2月になったので、まだみんな余裕の表情でしたが、本当はもうそろそろ本腰入れないと後で苦しくなります。
今回は、福祉系ケアマネさんが苦手とする、医療機器の中でも最近特に多い在宅IVHをテーマに行うことになっています。

今日、ケアマネットのKさんEさんが言うには、「IVHって、僕たちが知っているのは、病状が悪くて寝たきりの人がやるものだと思ってたんだけど、IVHしながら入浴したり外出するなんて知らなかった~。」とのこと。

「いやいや、入浴の時には多くの場合、自分か家族がポートから針を抜いて、入浴後に訪問看護で針の差し替えとかルート交換とかするいいですよ。
ポートの位置も人それぞれだし、ポートじゃない場合は、針が入っているところを、フィルムでカバーしたりするから、ケアマネさんには、入浴サービスと訪問看護の時間調整とかしてもらわないといけないから、わかっててほしいんだけど。」
「訪問入浴の看護師さんはだめなの?」
「だめなの。できるけどできない。変だけど、国が決めたことだから、しちゃいけないらしい。」

ケアマネさんも経験の差が大きいので、その辺の疑問がすっきりしてもらえるとうれしいし、単位ばかり見てるんじゃなくて、必要性を理解して訪問看護がどんなことをやっているのかを、わかってもらえるようなセミナーにしたいね、という話で盛り上がりました。

このところ、私の体は本業の訪問看護半分、その手の会議や事例発表などの準備半分になってしまって、目が回りそうです。
うちのおばあちゃんは、今日は介護保険の更新のための調査の日だったのですが、おじいちゃんに任せっぱなしで立ち会うこともできず、因果な商売ですね。
家族には、迷惑かけっぱなしです。

とにかく、これから年度末にかけてのイベントなどなど・・、一つ一つクリアするべく頑張ります。

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