(レイバーネット日本 から)
映画「南京・引き裂かれた記憶」~加害に向き合う真摯な眼差し
先日「南京・引き裂かれた記憶」という映画を見ました。名前の通り、南京での戦争加害と被害についての映画ですが、ストンと気持ちよく映画の内容が入ってきて違和感がありませんでした。数百の被害者と加害者への地道なインタビューの中のほんの一部ですが、プロパガンダではない真摯な眼差しに心打たれました。多くのドキュメンタリー映画は最初からシナリオが決まっているものも多く、そうなるとせっかく現場で取材をしても「でも、それってもう既に答えが決まってた事だからなあ・・・」と素材の良さを監督の意図が殺してしまう場合がありますが、この映画にはその過ちがありませんでした。取材者の松岡環さんに話を聞くことができました。(根来祐) 全文・映画サイト *東京・渋谷アップリンクで公開中