以下レイバーネットからの転載です
大阪市の小学校の卒業式は21日ですが、学校の状況を知ってほしいと思って投稿します。(報告です)…イニシャル(M)
すでに報道でご存じのことと思いますが、13日の中学校の卒業式で2人の不起立があったということで、(橋下市長に指示されてでしょうか)14日に教育長名の、校園長に職員に対して起立斉唱を命ずる職務命令発出を指示する通知が出されました。私は、本日、職場で、下記の文書を配りました。今後処分問題が出てきます。継続的に報告したいと思います。
「君が代」起立斉唱条例と橋下の下での教育行政は、侵略戦争やそれを推進した戦前の体制に批判的な教員を学校現場から追い出そうとしているのだと思います。逃げ回っても逃げ切れないなら、問題を多くの人に知ってもらって、追い出させないよう闘うしかないと思いました。
■私は「君が代」の起立・斉唱職務命令に従えません■
大阪市教育委員会は、3月14日付で、「卒業式及び入学式における国歌斉唱にあたっては、式場内のすべての教職員は起立して斉唱することを校園長より職務命令を行うこと」とする教育長名の通知を各校園長あてに出しました。
私は、この職務命令に従えません。理由は以下です。
理由1
明治から敗戦まで「天皇陛下のお治めになる世の中がずっと続きますように」という意味だとされて天皇制国家の戦争動員体制作りの重要な一翼を担った「君が代」を「我が国の繁栄と平和を祈念する歌」と思って歌うことができません。「君」を象徴天皇とし、「君が代」を「我が国」と理解せよということですが、どうしてもそう理解することができないので、誰か納得できるように説明いただきたいと思います。
理由2
多くの悲惨な戦争の犠牲と分かちがたく結びついている「君が代」を抵抗なく歌えるようになることは、戦争の悲劇を忘れ去ることと同じだと感じているからです。このような感覚を持っている私は、学校教職員としてふさわしくないということでしょうか。