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力のない、組織のない、お金もない ないない尽くしの社民党を、何も持たないものが勝手に応援するブログ

主文、被告は原告に対し580万円を支払え

2010年07月31日 | Weblog
「主文、被告は原告に対し580万円を支払え」
裁判長の声が響いた瞬間、私の涙腺が緩んだ。

これは今から3年前、航空自衛隊の某基地に住み込みで勤務する原職の女性自衛官(当事20歳)
が、上官から受けたセクハラ被害(性的暴行)について、国を訴えた全国初の裁判です。原告女性は、
周りを「敵」に囲まれたまま、この裁判を最後まで闘い貫きました。基地の中では孤立させられても、基
地の外には頼もしい弁護団、そして心優しい支援者がいたのです。労働組合もナショナルセンターの枠
を超えて支援しました。
そして本日(7/29)札幌地裁(橋詰均裁判長)は、一般の民間企業のセクハラ問題に際してもリーディ
ングケースとなる、画期的な判決を下しました。

【判旨】
(1)セクハラの事実認定
Aは深夜、勤務場所で飲酒の上、内線電話で原告を呼び出し、部屋が周囲から隔離された場所にあるこ
と、階級の上下関係があるため心理的に原告が反抗しにくいこと、を利用して原告を部屋に留まらせた
上、腕力で原告の抵抗を抑圧してセクハラ行為に及んだ事実が認められる。合意に基づくとのAの弁解は
信用できない。
(2)事件後の不適切対応を違法と認定
(セクハラの二次被害を、より厳しく認定)
原告に対し女性自衛官同席での事情聴取がされなかった結果、原告は男性上司に暴行の詳細を事細
かに説明することができず、その結果、本件部隊の監督者はAの行為が深刻な性的暴行だったとまでは
認識しなかった。そのため、事件後の対処に適切さを欠く結果となり①原告が心身の被害を回復できるよう
配慮すべき義務(被害配慮義務)、②Aの性的暴行によって原告の勤務環境が不快なものとなっている状態
を改善すべき義務(環境調整義務)、③性的被害を訴える原告が職場の厄介者として疎んじられ不利益を受
けることがないよう配慮する義務、といった職場監督者の義務が尽くされず、原告に対し退職を強要するなど
違法な処遇が行われた。
(3)慰謝料の支払い
Aの性的暴行に対しては慰謝料200万円、事後の違法な処遇による苦痛に対しては慰謝料300万円と定める
のが相当である(さらに80万円を弁護士費用として認め総額580万円を認定)。

弁護団のコメント
「裁判官は現場に足を運び、原告の気持ちになって事件を想像し、血の通った判断をしてくれた。司法に、まだ正
義と希望があったと感じた。」

原告のコメント
「素晴らしい判決でとても嬉しい。私は3年3ヶ月前、原職の航空自衛官として提訴しました。未だ誰も歩いたことの
無い道を歩くのは大変なことです。立ち止まりそうになった時には、ここにいる弁護団や支援する会を始め、多くの人
達がいたからこそ、今日の判決を迎えることができました。
自衛隊においても人権が保障される方向に大きく変わって欲しいと願っています。私を支えてくれた人たちに最上級の
感謝を伝えたいと思います」

北海道新聞(7・29夕刊)↓
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/243777.html
毎日新聞 速報↓
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100730k0000m040057000c.html

こんな本が出ました 『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)

2010年07月31日 | Weblog
(レイバーネット から)
*岐阜で最初の取材のときに撮影した写真。真冬。寮の中で、夕食のテーブルを囲む中国人実習生。暖房器具のない部屋のなかでは、食事のときでもダウンジャケットを着込んだままだった。

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 物置小屋と見紛うような「寮」だった。隙間風が入り込み、吐く息は白く濁った。「寒くて寝られないから」と、熱湯で満たしたペットボトルを抱いて、中国人の実習生たちはベッドに入る。みんな悲しい目をしていた。憤りと後悔と苦しみに満ちた表情で、実習生たちは言った。「私たち、人間じゃないみたいでしょ」。私はそれを否定する言葉を持たず、暗く沈んだ気持ちのまま、無言で頷くしかなかった。

 岐阜県の山中で、初めて外国人研修生・実習生の取材をしたときの光景を忘れることができない。時給わずか300円の労働者を目にして、私は無力感にとらわれた。

 一記者として私にできるのは「記録」することだけだ。

 これをきっかけに私は日本各地をまわり、研修生・実習生の言葉に耳を傾けた。送り出し国である中国へも何度となく足を運び、研修制度を金儲けの道具として操る「当局」とも対峙した。

 取材の過程で、私の興味は日本で働く外国人全般に広がる。日系ブラジル人の集住地域を訪ね、さらに、ブラジルへ飛んだ。日本人もまた「移民」として苦闘した歴史を持つことを身体と記憶に焼き付けたかった。

 

 その「全記録」が、このほど刊行した『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)である。
 その評価は読者のみなさまに委ねたい。

 本書は「ペン」ではなく、「足」で書いた。そう思っている。私には誇るべきロジックはないが、足腰の強さにだけは自信がある。
 だから、ロードムービーを観るような感覚で、本書を紐解いていただいても構わない。

 普段、姿を見ることのできない「隣人」の実相だけでも、知っていただけたら幸いだ。

  安田浩一(ジャーナリスト)

『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)


ビジネスホテル労働相談があるそうです

2010年07月29日 | Weblog

(上の写真=全国一般合宿で支援を訴える東横イン労組の三田委員長)

8/4 東横インなどビジネスホテル一斉労働相談を実施します

私たち全国一般東京東部労組の上部団体である全労協と全国一般全国協の傘下として、ビジネスホテル最大手「東横イン」(本社・東京、約200店舗、従業員約7000人)で6月に労働組合が結成されたことを受けて、全労協が主催して8月4日(水)午前10時から午後7時まで、「東横インなどビジネスホテル一斉労働相談」が実施されます。

東横イン労組は北海道から九州まで組合加入が相次いでいます。その中でも「人員が少なくて仮眠が取れない」「連続勤務で休みが取れない」「残業代が支払われない」「過剰な会員獲得のノルマに追われている」「深夜で女性1人の勤務が危険だ」などといった相談が寄せられています。こうした相談は東横インだけに限った話ではなく、全国各地のビジネスホテルに共通したものです。

そこで東横イン労組を支援している全労協では、東横インをはじめとしたビジネスホテルの従業員から労働相談を広く受けつける集中相談日を設定しました。当日はフリーダイヤルを通して全労協に加盟している東部労組も含めた労組スタッフが全国22カ所(岩手、宮城、福島、長野、群馬、栃木、神奈川、静岡、京都、兵庫、山口、福岡、徳島、東京、大阪)で待機し相談に対応します。相談の番号にかけてもらうと最寄りの組合につながる仕組みです。

一斉労働相談の概要は以下のとおりです。

相談日時 2010年8月4日(水)午前10時から午後7時まで
相談番号 0120-501-581(全国共通フリーダイヤル)


核も戦争もない21世紀へ

2010年07月28日 | Weblog

被爆65周年原水禁世界大会パンフ「核も戦争もない21世紀へ」

2010年06月28日

kakumondaip2010.JPG

 原水禁大会の内容に沿って討議資料となるとともに、核兵器や原発などの状況についての入門書として、わかりやすくまとめました。

主な内容
 ●核兵器廃絶をめざして
  核兵器廃絶への動きは期待できるか/北朝鮮の核問題と六ヵ国協議/揺れる米軍再編計画/核密約の存在明らかに/誰のためのミサイル防衛(MD)か/東北アジア非核地帯の運動を
 ●脱原発へ向けて
  原発はいらない/「原発震災」の恐怖/すすむ原発の老朽化/プルトニウム利用路線の危険性/放射性廃棄物のゆくえ/やっぱり脱原発
 ●ヒバクシャの現状と課題
  ヒバクシャをつくらないために/被爆体験者という差別/在外被爆者問題/被爆二世の現状と課題/生み出されるヒバクシャ

 体裁:A5版74ページ
 発行:原水爆禁止日本国民会議
 価格:500円(送料別)


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〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11総評会館1F
TEL:03-5289-8224 FAX:03-5289-8223

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日本自然保護協会など、辺野古沿岸海域の海草藻場調査

2010年07月25日 | Weblog

辺野古の海草 生育良好 自然保護団体 調査行い確認

「新基地悪影響」        (沖縄タイムス)

辺野古沿岸の海草を調べる日本自然保護協会の調査員=24日、名護市(下地広也撮影)

[画像を拡大]

 

 日本自然保護協会など3団体は24日、米軍普天間飛行場の移設先として日米両政府が合意した名護市辺野古沿岸海域の海草藻場調査を行った。その結果、海草藻場の生育は良好な状態であることが確認された。

 調査は政府が8月末に工法や位置の結論を出す方針を示していることから緊急に実施。キャンプ・シュワブ南側から辺野古、豊原両区の沿岸海域を海草などの専門家ら15人が3隻の調査船に分かれ調べた。絶滅危惧(きぐ)種のジュゴンが好むリュウキュウスガモ、ウミヒルモなど7種類の海草が確認された。また、米軍の水陸両用車が海草を踏み荒らし、生育が妨げられている場所も多く確認された。

 同海域でのジュゴンの海草の食跡は、普天間飛行場代替施設の環境影響評価(アセスメント)作業で調査船の往来や調査機器などの海域への設置が本格化していた2004年以降、確認されていない。

 調査にあたった同協会の大野正人保護プロジェクト部長らは「静かな環境に戻れば、ジュゴンが以前のように往来する可能性は大きい。基地が造られれば海流の流れが変わり、餌となる海草藻場が消失するだけでなく、貝類や魚など大浦湾周辺の生態系への影響は計り知れない」と指摘した。

 25日も貝やカニ、エビなどの底生生物の調査が行われ、詳しいデータの取りまとめを8月中にも行う。


沖縄から手をつなぐ輪を広げよう

2010年07月24日 | Weblog

以下は沖縄タイムスの記事です。

[沖縄県知事選]あいまいは許されない

 参院選が終わり、11月の知事選へ向けた県内政治の動きが活発化してきた。

 社民、共産、社大の県政野党は20日に初会合を予定しているが、民主党県連はその協議に加わらない方針を決めた。理由は「国政で与党と野党の違いがある」というのだが、それだけでは意味が分からない。

 国政与党を意識するのは米軍普天間飛行場の移設問題をめぐり、県内移転を進める党本部とのねじれがあるためだ。独自の主張があるのなら知事選で独自候補を擁立して県民に訴えるのが筋だろうが、いまは党本部との距離感に苦慮しているようだ。

 民主党県連に留意してもらいたいのは、党本部とのねじれに県民を巻き込まないでほしい、ということだ。

 玉城デニー、瑞慶覧長敏両氏は普天間の県内移設反対を訴えて県民から議席を託された。参院選で喜納昌吉氏が落選したのは、普天間の名護市辺野古移設を決めた菅政権に対する有権者の反発だ。

 民主政権を批判する県政野党と選挙協力するのが厳しいのは分かる。かといって独自の主張を封印せざるを得ないのでは県連の存在意義を問われかねない。

 他県のように選挙区の候補者調整をめぐる対立とは訳が違い、沖縄は政策の根幹で対峙(たいじ)する。中央との調整は果たして可能だろうか。

 参院選挙区で当初県連は独自候補を擁立する予定だったが、党中央から「政府方針と違う候補者を応援するな」とねじを巻かれ、抗しきれなかった。

 県連の候補者擁立を抑えた安住淳選対委員長は自身のネットサイトで、「沖縄以外の国民1人あたり年間100円の沖縄貢献税を新設し、基地を受け入れてもらうことへの感謝の意向を示す」と提案している。

 「感謝」は願い下げだ。このような考えが県連を縛っているのなら問題は根深い。議論すべきは日米関係の将来像であり、沖縄に基地を押しとどめる策ではない。

 なぜなら普天間問題は県内移設で着地点を探れる次元ではないからだ。日米安保が大事と口で言いながら、負担は沖縄、という無責任で不健全な状態を解消しなければ沖縄と本土とのねじれは解消しない。

 次期知事選の最大の争点となるだろうし、もはやあいまいな態度は許されない。基地問題だけがテーマではない、との主張はその通りだが、あいまいさが招く混迷の政治責任を忘れてはいけない。

 工法や建設位置の最終決定を当初予定の8月末ではなく、11月28日の知事選後にずらすとの見方が閣僚から聞かれる。争点ぼかしだ。

 県内移設容認派は「政府決定を見て判断する」とはぐらかすことができる。9月の名護市議選と知事選をにらんだ先延ばしは、県民から選択権を奪うのと同じだ。

 次期知事選が持つ意味は非常に重い。地域主権の時代に沖縄がどう生きるのかが問われるからだ。

 未来にとって「あいまい」が最も始末に悪い。


民主党支持者は統一への働き掛けを 社民党支持者もきちんと支持の拡大を

2010年07月24日 | Weblog

以下は琉球新報の記事です。民主党支持者はぜひ統一への働き掛けを強めてください。

沖縄県知事選挙

県知事選 来月にも統一候補 県政3野党が選考委2010年7月21日     11月28日の知事選への統一候補の擁立に向け、社民党県連、共産党県委、社大党の代表者による選考委員会の初会合が20日、県議会内で行われた。民主党県連も含めた4党協議を呼び掛けたが、民主は参加を見送り、3党による協議のスタートとなった。選考委は早ければ8月8日に知事選候補を決定するとの作業日程を確認。宜野湾市長の伊波洋一氏(58)を軸に選考が進む見通しだ。
 選考委員長に新里米吉社民党県連委員長、選考副委員長に前田政明共産党県委副委員長と大城一馬社大党副委員長が就いた。当該労組として県職労のオブザーバー参加を認めた。
  23日の次回会合から基本政策をまとめる作業に着手。基本政策の策定後、労働団体や市民・平和団体からも政策や候補者に関する意見を聴いた上で、政党間の協議で候補者を絞り込む。
  新里委員長は、不参加となった民主について「参加できるまで待つのではなく、粛々と会議を進めていく。民主を含めた4党が共闘していくことが知事選勝利に必要だと思うので、ぜひ参加してもらうように呼び掛けていく」と述べた。
  4年前の知事選は社民、共産、民主、社大が推薦し、政党そうぞうが「ブリッジ共闘」を組む形で、参院議員の糸数慶子氏を擁立。自民、公明が推した仲井真弘多氏との事実上の一騎打ちとなったが、3万7318票差で敗れ、県政奪還はならなかった。


ことしも広島でお会いしましょう

2010年07月19日 | Weblog

◎2010年度 第17回ヒロシマ・フィールドワークのご案内

第17回のヒロシマ・フィールドワークを実施します。
今年は、第一県女と横町(現 本通5町目)が主なテーマ。
証言者は、有朋会四十五期追悼の会代表の宍戸和子さんです。
宍戸さんは、広島県立広島高等女学校に1945年4月6日に入学しました。
その一年生(四十五期)の多くが原爆の犠牲となったのです。

■集合場所 国立広島原爆死没者追悼祈念館(平和公園内)のB1F研修室
■日 時  7月31日(土) 13時30分~16時30分(雨天決行)
■内 容 
 ★一部 少女たちの日記帳「ヒロシマ・昭和20年4年6月~8月6日」(NHK)
  宍戸和子さんの証言「平和への祈り」出版までのいきさつ
 ★二部 フィールドワーク
    材木町・横町・細工町など
■主催  ヒロシマ・フィールドワーク実行委員会
■参加費 無料
・事前の申し込みは不要です。当日、集合場所に集合してください。
・例年たいへん暑くなります。帽子などお忘れないよう。
・問い合わせ先 082-255-1923(中川)

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◎『ヒロシマ スタディ ツアー』のご案内

◆日時◆ 8月6日(金曜)1200宇品港・集合~1600広島市内・解散
◆行程◆ 宇品→呉(定期船で呉へ。似島、江田島の戦跡・基地を見学)
     呉からは、2台の貸切バスに分乗。Aコースは海上自衛隊桟橋前へ。
                     Bコースは海軍地下工場跡へ
◆参加人数◆ A/Bコースとも23名まで。
◆申し込み◆ 呉YWCA(TEL0823ー21ー2414/FAX0823ー21ー2514)
      名前、所属、住所、電話番号、希望コースを明記して下さい。
◆参加費◆ 3200円(小学生以下は2500円)

◆◆◆◆◆昨年、スタディ・クルージングからリニューアル。
     広島の周辺に集中する基地群の現状や戦争の傷跡を実際に見学しながら、
     これからを考えるためのフィールドワークです。是非、参加についてご検討下さい。お待ちしています。
◆主催  広島の歴史をみてまわる会

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ここまで

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 中須賀 裕幸 
 h-nakasuka@n...
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 被爆二世教職員の会
 ヒロシマフィールドワーク実行委員会


小沢氏は政倫審の場で説明すべき (社会新報7月21日号)

2010年07月19日 | Weblog

小沢氏は政倫審の場で説明すべき   「不起訴不当」議決を受け又市副党首 

   民主党の小沢一郎前幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる事件で東京第1検察審査会が15日、同会の07年分の政治資金収支報告書に関して小沢前幹事長の政治資金規正法違反容疑を不起訴とした東京地検特捜部の処分について「不起訴不当」とする議決を公表した。

   これに関して社民党の又市征治副党首は同日、記者団に対し、検察審査会の今回の議決を受けて「検察にはきちんと捜査をやっていただくことが前提」だとした上で、「政治家は政治資金の収支はきちっと自ら国民に積極的に説明すべき」だと述べ、小沢前幹事長が国会の政治倫理審査会に出席して同事件について説明すべきとの考えを示した。