4・28式典 中止訴え集会
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(12時間10分前に更新) |
政府主催4・28主権回復式典の中止を求める集会(主催・同実行委員会)が17日夕、県庁前県民広場で開かれた。沖縄平和運動センター加盟団体のメンバーら約300人(主催者発表)が参加。各代表らが「沖縄を切り捨てた日を忘れるな」などと訴え、式典中止を求めた。集会後、国際通りをデモ行進した。この日、東京都内でも、式典を批判する集会が開かれた。
同センターの山本隆司副議長は「憲法が日本の最高法規といいながら日米安保条約や地位協定が優先し、米国占領のような状態が続いている。日本に主権はあるのか。全県民の運動として4・28を見直す機会にしたい」と呼び掛けた。
名護市辺野古で座り込みを続けるヘリ基地建設反対協議会の安次富浩共同代表は「沖縄を日本と切り離し、米軍基地を集中させることを日本政府は当然視してきた。沖縄を差別する構造が残っているから、辺野古や東村高江に基地を押しつけるんだ」と批判した。