すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

市民監視の共謀罪にNO!

2017年05月13日 | 日々思うこと

一昨日は珍しく午前中に「共謀罪NOO!」と早々の書き込みでしたが、本日の「市民と野党の緊急合同街頭演説」で、「共謀罪NO!」を見てとんでもない間違いに気付き、いくら横文字に弱いといってもお恥ずかしい次第です。

朝降っていた雨も家を出る頃にはポツポツ状態で、上越かに池交差点に着く頃には傘をさすほどでもなく一安心で、定刻前には緊急の呼びかけにも関わらず多くの人たちが集まっています。

 

交差点では各人が横断幕やプラカードを持って、ざっと数えて90人ほどでしょうか、街宣車の上からは各野党代表が一般市民も監視される「共謀罪」の訴えです。

共同代表の馬場弁護士が上越市名立区(旧名立町)の山奥で坂本堤弁護士の遺体が発見されたオウム真理教による坂本弁護士一家殺人事件にふれたので私は「??」です。当時、馬場弁護士は司法試験の勉強中だったそうで、警察が捜査をオウム真理教に向けていたら、次の松本サリン事件は起こらなかったと・・・。

さらに松本サリン事件も、警察は疑いの目をオウムではなく一般の河野義行さんに向け、ここでも捜査のベクトルをオウム真理教に向けていたら東京地下鉄サリン事件だって起こらなかったと・・・。

最後に「テロ対策が必要だというんだったら、先ずは警察の体質を見直すべきなんです。新しい器をつくれば何でも解決できるなんてのは大間違いです。監視される対象は、市民の日常生活ではない、警察や国家権力の中身なんです。」と、弁護士ならではの説得力と力強さが伝わって納得です。

集会後は近くで、KさんFさんと軽食をしながらの憲法談義です。そして先日の衆院法務委員会、「写真を撮りながら歩く行為はテロ等準備罪の“下見”にあたる」と言う金田法務大臣、デジカメ持参での散歩も要注意ですね。

帰宅してからパソコンに向かい「NOO!」を直して、「坂本堤弁護士一家殺人事件」を検索wikipedia、改めて事件の悲惨さが伝わってきました。いま声をあげる国民を萎縮させ、市民監視の「共謀罪」法案と治安維持法とを重ねる一日の終わりです。