糸魚川市の中心部が消失した本町通り商店街ですが、延焼を免れた店舗もがんばっています。消火活動で商品が水をかぶり営業をやめていた山岸呉服店さんが、仮設店舗で例年どおり2日の初売りです。
イノヤベーカリーさんも同様で、年の暮れに買出しに出かけた時に牛乳パンをたくさん求めました。お正月に帰省した人たちも、昔から変わらぬ味を懐かしんでくれることでしょう。
また全焼した鶴来家さんは正月8日から、えちごトキめきリゾート「雪月花」のお弁当をと、仮設調理場でがんばっています。蕎麦処の泉家さんも大火を乗り越えて営業をはじめられるとか・・・、皆さん寒空の中で負けずに前に進んでいる様子が伝わってきます。
ところで災害ボランティアネットワークの李事務局長が「糸魚川市地域たすけあいボランティアセンター」を立ち上げ、アドバイザーとしてがんばってくださっています。会員でもある燕市の元市議のSさんも年初めの今日、現地を視察し「火災現場は想像以上。あまりの状態に言葉もありません」と・・・。そして加賀の井酒造さん前に「加賀前田候・本陣跡」の看板が無傷(?)で立っていることをSさんのフェースブックで知りました。
年暮れのNHKローカルTVで、「共に、がんばろう 糸魚川!」のスポットが時々流れていました。NHK新潟放送局制作のもので新年には見ることができませんが、今は募金を募る画像が常に映されています。支援のカタチはそれぞれ違うけれど、皆さんのあたたかさが伝わる正月2日です。