すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“消せなかった炎”の糸魚川大火から一ヶ月

2017年01月22日 | 日々思うこと

大火から一ヶ月の日曜日、小雨の中でガレキ撤去作業や“思い出さがし”を現場で手伝うボランティアの姿が見られます。メディア各局は燃え広がるあの日の“消せなかった炎”の脅威と、その後の復興の様子を伝えています。

当初の全半焼は144棟から147棟になり、およそ200人が被災し自然災害以外では初めの「被災者生活再建支援法」が適用されました。これにより国などから最大400万円が支給されることになり、市役所では今日から支援金受け取りに必要な「り災証明書」の発行が始まりました。

本町通りの北越銀行の焼け焦げた建物周囲には足場がかけられ、外壁などの補修が始まりました。街なかでは一方通行や進入禁止の個所が多く、ガレキの撤去が手付かずの所が目立ちます。

そんな今日は開催が危ぶまれていた第16回の“荒波あんこう祭り”が10時から行われました。鮟鱇(あんこう)は吊るし切りにされ、主催者によると用意された1300食の鮟鱇(あんこう)汁は昼時にはすでに完売で、多くの人たちで賑わう街なかでした。

夜9時からはNHKスペシャル『MEGA CRISIS 巨大危機第4集 地震大火災があなたを襲う』を視聴です。次の巨大地震で想定を超える“地震大火災”が日本を襲うという最悪のシナリオで、番組の中で何度か糸魚川大火のことが取り上げられていました。 

時計の針を戻すことができず、糸魚川もこれから起こりえることを想定し、“災害に強いまちづくり”が求められていることを痛感する“消せなかった炎”の大火から一ヶ月の寒い夜です。