すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

戦争も核兵器もない世界を

2017年01月06日 | 地震・原発

大火から2週間が過ぎた被災地では、所有者の同意が得られたところからガレキの撤去作業が始まりました。先ず重機でガレキの金属類を分別しながら3月末をめどに、姫川河川敷の仮置き場に運搬されるそうで雪がないのが何よりです。

寒空の中を市内あちこちへ出かけ、糸魚川地域振興局へ所用で立ち寄りました。入り口で泉田前知事の“置き土産”の新品種「新之助」の紅白の垂れ幕が目に留まりました。

ところで昨日、鳥インフルエンザ問題で延期となっていた米山知事と東京電力の数土(すど)会長ら幹部との初会談が県庁で行われました。前日4日の定例会見で米山知事は、これまで泉田前知事からの検証(事故原因)作業を行ってきた県技術委員会とは別に、新たに「健康被害の検証」と「避難計画の検証」を加えた総合的な組織として3つの機関を新設すると明言していただけに、この日の東電との会談を注目です。

米山知事は「県民の命と暮らしが守られない現状において原発再稼働は認められない」と、昨年10月の知事選で掲げた方針を直接伝えました。3年半前の広瀬社長は、この日と同じ場所での泉田前知事との会談で、福島第1原発のメルトダウン隠しなどについて「東電はウソをつく会社なのか」などと厳しい追及を受けていたことを思い出し、福島と同じ災禍を繰り返えしてはならないことを再認識です。

また昨日は市役所各課で用事を済ませてから、庁舎1階の市民ホールでの恒例のカレンダー配布の方を覗いてみました。今年は行われていないのではと思っており、家にあるカレンダーを持参しなかったのですが、会場にはかなりの量が集まってたくさん残っており、その中から偶然、高校生平和カレンダーを見つけました。

昨夏、国連軍縮会議に新潟県代表で参加した当市の高校3生の渡辺未鳩さんもアップされている15ヶ月カレンダーで、毎月「戦争も核兵器もない世界を」が掲げられている長崎新聞社発行のものです。そんなことで核の平和利用などはありえず、原発から発生する核のゴミ問題はどうするのかと、知事と東電幹部との会談を重ねてしまいました。

次にお隣り市民会館のボランティアセンターへ立ち寄りました。被災者への支援物資が全国各地から届いていますが、衣類全般は十分な数量が確保できており、受け入れを中断ということで支援の難しさが伝わる一日です。(被災者支援情報やボランティアなどについては、糸魚川市HPで詳細に掲載)