すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

まるで戦時下、繰り返してはならないこと

2017年01月18日 | 日々思うこと

今朝は氷点下の寒さで、9時前に青空の中を上越市へ・・・、頚城連山からフォッサマグナを挟んで黒姫山も一面の銀世界に輝いています。日本海には雲があるものの波は静かで、上越市へ入ると青い海の向こうに米山のきれいな稜線と、手前には中部電力火力発電所が見え、有間川の信号待ちで撮りました。

今日の上越の目的は孫の子守りで、3時には帰途に着き4時過ぎに糸魚川へ入って、社会福祉協議会(ビーチホールまがたま)へ寄って「がんばろう糸魚川!」ステッカーを・・・。帰宅して早速、車の後ろにも貼りましたがなかなかいい感じです。

夕方、ローカルニュースに耳を傾けると、陸上自衛隊は3月上旬から中旬に米海兵隊との共同訓練で、上越市と妙高市にまたがる関山演習場と群馬県の相馬原演習場で米軍輸送機オスプレイが参加する方向という驚くべき発表です。オスプレイは昨年12月に名護市沿岸で大破する事故を起こしていながらも、両演習場に飛来し隊員の輸送訓練ということですが、米国追随のアベ政権に怒り心頭です。

また今月20日に召集される通常国会で、自民党が議員立法で「家庭教育支援法案」を提出する予定で、核家族化など家族をめぐる環境変化での公的支援のためというが、とんでもない法案です。この支援法案から戦時下体制の社会が見えて、今や戦争準備は共謀罪だけでないことが伝わってきます。

戦時中の1942年、国民を戦争に総動員するための「戦時家庭教育指導要綱」が発令され、家庭は常に“国家活動の源泉”として子どもの健全育成を親に要求し、“相互扶助”という名目で「隣組制度」がつくられました。国家が求める教育が徹底されているかを見張り合ったあの時代へと戻ろうとしていることに、国民はもっと敏感であらねばなりません。

そして空爆を受けたような糸魚川大規模火災からもうすぐ一ヶ月、晴天でガレキ撤去作業も進んでいますが、人は悪夢の光景を容易に忘れられるものでないことも伝わります。戦争は自然災害ではなく人間が起こすもので、まだ止められることを痛感する昨今です。