すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

糸魚川大規模火災の検証と教訓

2017年01月28日 | 日々思うこと

糸魚川市で発生した大規模な火災を受けて昨日、国の検討会の初会合が開かれました。国が示している消防車の台数などの基準は主に人口をもとに決められていることから、 委員から強風の吹きやすさなど地域ごとのリスクを踏まえて、見直すべきだという意見が出されました。

さらに「強風下で消防活動戦術の在り方」について技術的に検討すべきだとも指摘され、座長を務める神戸大学室崎益輝名誉教授は「今回の大規模火災は糸魚川だけでなく、全国の多くの都市に共通する問題が含まれているため、一つ一つの課題を検証し教訓を発信していきたい」と話していました。また初会合に出席した糸魚川市の消防長は今後 消火栓や防火水槽などを増やすことや消火に用いる水を確保する方法などを検討すると明言です。

26日夜のNHK時論公論でも「糸魚川市 大規模火災の教訓」で、これまでに分かったてきたことを整理しながら、今後の火災対策を解説です。

ttp://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/259870.html 

遠くまで飛んでゆくのは鳥くらいだけで、“飛び火”や放射性物質の拡散はもうごめんです。近所の八久保郵便局の鳥の写真がまだ掲載されており、すべてが市内で撮ったというので驚きです。崖の上での子育ての様子や、水遊びをするカワセミなどの写真に目を見張りました。

深夜のNHKETV特集、アンコール『原発に一番近い病院 ある老医師の2000日』を視聴です。ネット上でも話題になっていた福島原発から22キロ離れた双葉郡広野町の高野病院院長の高野英男さん(81)の現役医師として診療を続けている2000日にスポットです。原発事故で原発周辺の病院が休止しているため、高野病院に救急車が殺到で、番組は昨年10月に放映でしたが、孤軍奮闘の高野医師はその2ヵ月後の12月に病院と隣接するご自宅の火災で亡くなられました。

原発事故で地域医療が崩壊する中、除染など復興作業に携わる“新たな住民”や、原発事故によって居場所を失った高齢者たち、あれから6年目になろうとしている今、政府はこの現状をどう捉えているのでしょうか。

また昨日の糸魚川市の気温は13度を超える県内最高で、家の周りの雪はすっかり消えて少しずつ春に近づいているようですが油断大敵・・・、インフルエンザも広がっており、どなた様もお気をつけてお過ごしくださいますよう。