すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

情報革命と地方議会と人口減少と

2019年04月29日 | 日々思うこと

連休3日目の今日は「昭和の日」で、国道も混みあって他県ナンバーの車が多くなっています。午後から紫外線が少ないので庭仕事を少しがんばると、あっという間に夕方です。

昨夜のNスペ『平成史 情報革命 ふたりの軌跡~ネットは何を変えたか』シリーズ、インターネットによって激変した日本社会の姿を2人の先駆者の足跡から描き出す番組でした。ヤフーを日本一のインターネットサービスに押し上げた井上雅博氏と画期的なファイル共有ソフト・ウィニーを開発した金子勇氏、これまで知らなかったお二人で、夢と挫折で情報空間がさらに拡大していく次の時代を興味深く視聴です。 

そんな平成の後半、人は自由に情報をキャッチし発信できる社会に大きく変わりましたが、時間が止まったような糸魚川市議会に息苦しさを感じてきました。 2005年平成17年3月、企業城下町は隣りの糸魚川市と能生町と1市3町の対等合併をし、翌4月の市議選で私は当選し新市に大きな期待を抱きました。

ところが合併後、新市議会の初代議長から議長室に呼ばれて恫喝を受けました。町議時代に発行していた『町政リポート』を『市政リポート』として全戸配布したことが気に入らないのか、「間違った点があれば直ぐ訂正します」と言っても感情的になるばかりで、隣室の議会事務局職員らも驚くほどの大声です。

これが期待した新市市議会のスタートで、2期8年の後半は議会運営委員会で委員長(初代議長)から『日々雑感』のブログ規制が持ち上がり、情報革命とはほど遠い議会運営に呆れるばかりでした。そして彼らは地方からアベ自民党政権を支え、ますます強権の集団に化してきました。

写真は駐車場と隣りの境界の隙間に植えたニホン水仙で、年々増え続けて昨年頃に赤いチューリップの球根を植えてみました。水仙だけでもきれいですが、多様な色合いがあるとまたいいものですね。

ところで国立社会保障・人口問題研究所が公表した20年後の糸魚川市の人口が約28,000人と推計です。合併時の人口49,844人から現在は42,590人に減少で、“持続不可能なまち”から若者らが離れても否めないことです。

気が付けば、市内のよく利用していた地魚料理店もスタッフ不足で魚がカフェに変わり、長年営業の国道沿いのラーメン店も人手不足で閉店、一度も行ったことがなかった回転寿司店も閉店という寂しいまちです。

特に高齢世帯では地域の小売店やスーパーも閉店し“買い物難民”となり、住み続けたいと願いながらもまちを離れてゆく人も増え続けています。そんな中で合併後には議員定数の削減もあり、20議席に占める自民党議員の割合はなぜか増えるばかりで人口は減少の一途です。

そんな平成を生き抜いてこの春に後期高齢者となり、多くの人との出会いと新たな時を刻むことができる感謝の思いの終日です。