すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

冬季五輪と母の祥月命日と

2018年02月18日 | 日々思うこと

昨土曜日、上の孫は朝からパパと白馬スキー場へ出かけ、下の孫はママが仕事なのでサッカー練習を終えて昼過ぎにやって来て夕方まで一緒です。孫とのいつものオセロゲームはこのところ負けが続き、我が頭脳は衰退の一途で「くやし~い!」と言ってはまた対戦です。

昨日の朝日杯将棋オープン戦で優勝した藤井聡太六段(15)、ついこの間5段になったばかりというのに、60年以上更新されていなかった棋戦の優勝と六段昇段の最年少記録を塗り替えました。その冷静沈着さは中学生と思えず、加藤一二三九段は「並大抵ではない重圧を軽やかに力へと変え、新たな将棋界の歴史を日々創造する姿を心から頼もしく思います。これからもその若芽をすくすくと伸ばし、将棋界の大樹へとご成長される姿を温かく見守ってゆきたい」と・・・。

若い芽といえば、行きつけのスーパーの店頭には新潟県産のたらの芽がお目見えで春が近いことが伝わります。

日曜日は朝からチラチラと雪が降り続け、上の孫はシーサイドバレーでの市民スキー大会に出場です。そして今日は98年長野五輪の寒い冬に逝ってしまった母の祥月命日で、冬季五輪の度に脳裏に浮かぶトラウマのような20年間でした。

1998年1月13日、右肩が痛いと母は整形外科へ、そのまま入院となって痛み止めの注射療法が続きました。数日後に一日一回しか打てない注射を病院のミスで2度打ってしまい、その直後に血圧が180まで上がり坂道を転げ落ちるように母の容態が悪化してゆきました。

この年も厳しい寒さで院内では風邪が流行り、肺炎になっていることが見落とされてしまい、2月13日に救急車で内科のある市内の姫川病院へ搬送されました。そして「家に帰りたい、悔しい」と言い続けていた母は18日の寒い夜に旅立ちました。

私も母の年になり、今こうして3人の孫にも恵まれて“いのちのつながり”に感謝しながら“若い芽”を育て見守っています。昨年のクリスマスの日に天国へ逝ってしまった愛犬リミとの別れに書き込んだ言葉をもう一度読み返す寒い夜です。

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誰もが、大切なものを失いながら、それでも強く、生きていく。失ったものが大切だった分だけ人は成長し、多くを学ぶ。

今、悲しいこと、辛いこと、耐えられないこと。そのすべてが、これからの自分をつくっていく。

受け止める強さと、前を向く勇気。大切なことは、この二つ。

<幸せのサプリ~心に届くメッセージ>より