すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

弥生三月の“寒の戻り”とジャーナリストたち

2016年03月01日 | 日々思うこと

早いもので今日から3月、“寒の戻り”で今朝は氷点下の気温で道路もバリバリ・・・、車のフロントガラスに積もった5センチほどの少しの雪が氷になって手に負えず、庭の薄っすらと積もった雪も氷状態です。

凍えるような寒さの一日で、やっとお雛さまを出しましたが何だかお雛さまも寒そうです。昨年も同じ1日に飾っており、ブログでは「朝から冷たい雨で“春は名のみ”を感じながら・・・、毎年4月まで飾っています」と書き込んでいました。

昨日は26日に再稼働した高浜原発4号機の発電機や変圧器の故障を示す警報が出て、原子炉が自動停止というニュースに驚きましたが、トラブルによる環境への影響はないと軽い扱いです。20日には放射性物質を含む冷却水漏れがあっても再稼働を進めただけに、国民もこの程度のトラブルに馴らされてゆくようですね。

ところでこの春でテレビ各局は報道キャスターの降板などで変わろうとしている中で、高市早苗総務大臣の国会での「国は放送局に対して電波停止できる」という発言に、田原総一朗・鳥越俊太郎・岸井成格氏ら放送業界で活動しているジャーナリストたちが昨日、抗議声明を発表しました。

会見で岸井氏は「高市発言にはあきれ果てた。大臣は“政治的公平性”を重視しているというが、一般国民にとっての“公平性”とは全く異なるものだ。ジャーナリズムが権力の腐敗、暴走を止め、国民の知る権利を追求し続けなければならない」と訴えていました。池上彰氏は「まるで中国政府がやるようなことを平然と言ってのける大臣がいる。驚くべきことです。欧米の民主主義国なら、政権がひっくり返ってしまいかねない発言」と・・・。

ところがこの会見後の質問は新聞社とネットメディアのみで、「電波停止」になれば最も被害を受けるはずのテレビ局からの質問は一切なく、NHKは会見に参加すらしなかったことを知りました。やはりテレビ局は“御用メディア”のようで、アベ政権に首根っこを捕まえられている子猫のようにも思えてしまう身も凍える弥生3月のはじめです。