すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

福島原発と自然災害と戦争の記録

2014年08月20日 | 日々思うこと

東京電力は昨日の原子力規制委員会で、福島第一原発の海側トレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)からの高濃度の放射性物質の混じった汚染水抜き取りの凍結作業が難航し、セメントや粘土などの止水材を充填する追加策を示しました。政府は工事が3ヶ月を経過しても凍らず、凍結だけで止水する現在の手法を見直すそうですが、もともと批判のあった安上がりの選択に数百億円を投じて進めてきただけに首を傾げてしまいます。

昨夜は大地が震撼するほどの雷雨に驚き、パソコンの電源を切っていなかったので不安でした。そして広島市では局地的な豪雨により、多く人が巻き込まれ一瞬にして命が奪われるという痛ましい災害が発生です。人は自然災害には微力ですが、知恵を出し合いより万全な防災対策が求められています。


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黒姫山の無尽蔵の石灰岩で栄えてきたセメント工場の町、そのD社の社宅須沢アパートが老朽化で来月から取り壊されるという回覧板が町内に回りました。RC4階建て3棟72戸の社宅には娘たちが幼かった頃、多くの友だちが住み一緒に育ってきた思い出があります。今年の春から空き家となっており、長年見慣れただけに一抹の寂しさと変わゆく風景を収めました。

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また19日深夜はNHKスペシャル「狂気の戦場 ペリリュー~“忘れられた島”の記録~」を視聴、今年になって日米併せて約2万人が死傷したペリリュー島の激戦を記録した100本超のフィルムがアメリカで見つかりました。“狂気の戦場”と呼ばれた戦いの詳細がほとんど語られずに来ただけに、恐怖や憎悪、絶望の中で日米兵士が追い詰められていく記録から、硫黄島へとつながる戦いの全貌が伝わりました。
続く20日深夜のNスペ「知られざる衝撃波~長崎原爆・マッハステムの脅威~」では、爆心地から遠ざかるほど爆風が威力を増す「マッハステム」の破壊力をアメリカが事前に計算し意図的であったことを知りました。

明後日は学童疎開船の対馬丸沈没から70年目になります。以前視聴したNHKドキュメント「おじいちゃんからの宿題」をもう一度見ることにしました。戦争とは勝っても負けても双方の国には
残酷で、その悲惨さに大義などあるはずがないと痛感する8月です。それにしてもNHKはこんなよい番組放送を深夜ばかりに集中するのでしょうか、見たければ録画をしてと言わんばかりが続く終日です。