気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

甲子園に思う

2014-08-14 19:24:49 | 日記
佐久長聖の初戦です。
相手は、隣県山梨の東海大甲府。
長聖の先発は、寺沢(下伊那郡高森町出身)。左のエースです。
凄い気迫で1回から全力投球。
後ろには、右のエース両角(駅伝部両角速前監督次男)が控えていますから、それが出来るのです。
ピッチャーが良いと、試合が締まりますね。
東海大甲府の強力打線相手に失点は1でした。
結果3-1で、長聖は2回戦に進出いたしました。
5年振りですって、長野県勢の初戦突破は。
長かった~。



この試合をNHKで、テレビ観戦していた私。
何回だったかなぁ?
表と裏のインターバルの最中です。
長聖のアルプススタンドが映し出されました。
それもアップで、ブラスバンドを映しています。
太鼓みたいな打楽器を叩いている少年が映りました。
「あっ、克ちゃんだ!」
そう、私の従弟(いとこ)の子供です。
うちの娘とは同級生で、はとこ。
この4月からドラムの腕を見込まれて、遠隔の佐久長聖に単身入学しています。

私の従弟というのは、私と誕生日が2ヶ月しか違わない同級生でした。
小・中・高校と、全部学校は一緒。
創部間もない、伊那弥生ヶ丘高校で野球部の主将を務めていました。
目標は、もちろん甲子園。
でも、創部間もない元女子校の野球部は、そう簡単に勝たせて貰えませんでした。

彼は、地元の企業に就職して、軟式野球を続けました。
この企業、軟式野球部のために、専用球場(外野天然芝)を作って後押ししています。
軟式野球には、色々な大会があるのですが、ある大会の県大会に優勝して、全国大会に出場の運びとなりました。
全国大会の会場は、憧れの甲子園球場。
30歳過ぎてからの、夢の甲子園出場となりました。
その後残念ながら、彼は現役のまま36歳で病死してしまいました。

亡くなった当時、まだ2歳だった克ちゃん。
今日、応援という立場だったけれど、夢の甲子園の舞台に立つことが出来ました。
アルプススタンドで、打楽器を叩く克ちゃん、カッコ良かった!
親父も天国できっと喜んでいるよ。

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