聴導犬

盲導犬から始まって、介助犬そして聴導犬と、障がいを抱える方や高齢者に対する動物の支援が制度的にもようやく動きだした感がある。都筑で手話サークル主催の聴導犬のデモンストレーションと講演があった。この問題では数年前に補助犬の制度化に取り組み法案としても結実した思い出がある。補助犬協会のＰさんともひさしぶりに再会。聴導犬の三分の一は捨てられた飼い犬だと聞き、保健所に送られる犬の運命を知っているがゆえに、こういう新たな人生ならぬ犬生もあるのだなと嬉しく思った。それでも補助犬血統や厳しい訓練の課せられる盲導犬ほどではないが、聴導犬の育成にも苦労している様子がわかる。
この週末は久しぶりに純粋に地域にもどって活動することができた。何よりもまず金曜には日吉で民主党マニフェストの検証会を開催した。民主党を支援している皆様にも政治資金、普天間基地問題さらには高速道路料金問題など不満が鬱積していると思うが、建設的な意見や提言が多数出て、正直言ってほっとした。新聞やテレビであれだけ煽っても、多くの支持者はまだ暖かい目でみてくれていると思う。それでも、表面化しない不満に、腹の中に鈍痛のように痛みを感じる。
ところで、土曜に茅ヶ崎中３０周年、早渕中開校の記念祝賀会が開かれた。次の予定があるので、とりあえず有名な茅ヶ崎中のバンドを聞いて帰ろうと思ったが、いつまでたっても始まらない。何か会場のホテルの下の階で何かの会合があり、それが終わるまでバンドを自粛しているのだそうだ。ホテルの会場で音楽がうるさいから止めろというクレームがあるというのはあまり聞いたことがない。特殊な会合でも開いていたのだろうか？不思議な思いを感じつつも会場を後にしたが、何か割り切れない気持ちがずっとつづいた。