すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

すさまじい勢いで進行する高齢層の貧困化

2016-03-05 10:29:54 | Weblog
すさまじい勢いで高齢層の貧困化が進んでいる。日本の高齢化のスピードにに社会全体が追い付いていないため、大量の人口が政治・制度・社会システムの空白域に取り残されている。
最も基本的な分野で言えば、老人の文化をどうするかという問題がある。日本社会では伝統的に老人とその生きてきた経験や知識を大切にしてきた。長老という言葉があるが、困難な時には飢饉を生き抜いた老人の英知を皆頼り、だからこそ日ごろから尊敬し大事に扱ってきた。いまや、少子化の現代ではたとえ同じように考えても、老人を支える人間の数そのものが激減してしまっている。高齢は介護や福祉の問題のように、狭いテーマに集中させてきた政府も問題だろう。
そして、足元では老人の貧困化が猛烈なスピードで襲ってきている。まるで干潟に立って、満ち潮を眺めているように、遠くの波が、今や波ではなく、水の深さとなって生命を脅かしている。
私が始めた新政治運動の最大のテーマの一つが、高齢社会を構成するすべての要素の現代化であり、その中でまず集中的に努力を傾注しなければならないのは、高齢者の雇用と生活だと考えている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201603/CK2016030402000130.html


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