すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

評論家森田実さん77の祝い

2009-10-28 22:24:26 | Weblog
野党の代表質問が始まった。谷垣さんもかなりの長文をよどみなく話し、それなりに準備してきた感じがした。鳩山総理の答弁がこりゃまた長い。自民・公明の質問と鳩山総理の長文答弁で結局3時間半もかかった。新人は途中でトイレに行くこともできず、苦労したのではないか。
一日の最後に政治評論家の森田実さん77歳のお祝い会に駆けつけた。森田さんといえば、与党(当時)自民党への辛口コメントが災いして、政府からにらまれ、主要紙の原稿や、地上波TVメディアからも出演依頼がなくなり、CSで細々と政治論議をしていたのを思い出す。例のパックインジャーナルで一緒したこともある。
ところが、会場に入ったら、ななんと自民党の大島幹事長が壇上で森田さんと並んで親しげにマイクを握って挨拶しているではないか!その話を聞いて仰天!「森田さんは77歳ということだが、これからもどしどしその毒舌で、今度は民主党をやつけてください!(正確ではありません、こんな調子でした)
まあ、政治なんてそんなものといえばそれまでだが...次には副議長ということで、やはり自民党の江藤さんが演壇になってヨイショ挨拶。小生はいたたまれなくなって、すぐ会場を離れた。

護衛艦「くらま」の衝突事故

2009-10-28 09:32:26 | Weblog
「くらま」(5200t)と韓国のコンテナ船が門司下関の狭い水路で衝突した事故のニュース、とくに闇の中で、突然火柱が上がる映像には正直、仰天した。25日の観閲式は午後四時に終了し、「くらま」は出船形態で桟橋に係留された。横須賀から江田島までほぼ2日と聞いたが、母港の佐世保に直帰するとしたら、翌朝には出港して、27日の夜に関門海峡に入った、そうしたタイミングだったのだろう。今回の観艦式では「くらま」は観閲艦で、菅副総理、北澤防衛大臣などのほか、ジャーナリストも同乗していた。艦橋で、操艦をかなりの時間かけて見学したが、イージス艦「愛宕」事件以来、現場の監視員から操艦の士官まで緊張感あふれる操艦だった。むろん、観艦式だから縦列を崩さないように、監視員が距離を最小単位まで測って報告していたが、事件後のチェック体制は大幅に改善されたと説明を受けて納得していた。それにもかかわらず、この事故だから、驚いたわけだが、朝になって両船の被害状況を見ると、なるほどなと思うところがある。右方回避が原則の水路で、韓国のコンテナ船の右側面がえぐられているところを見ると、可能性としては護衛艦が極端に門司寄りに航路をとったか、あるいは韓国船が常軌を逸する行動をとったとしか考えられないだろう。詳細情報が防衛省側からも、保安庁からも出ていないので、予断は差し控えたいが、大橋の近くでもあり、新たな映像も含め、比較的短期間に実態は把握できるのではないかと思う。しかし、たとえ操艦に非がなくても、退役を前にした「くらま」がこのような無残な姿をさらすことに心が痛む。韓国がコンテナターミナルがハブ化し、600m程度の海峡を時間を争う大型船舶が走り回るような環境の出現は、監視体制や操船技術を越えた対応を必要としているのかもしれない。