すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

アラゴンを聴く

2009-10-27 21:34:35 | Weblog
国会が始まると、ともかく自分の守備範囲だけの情報や会合だけで手一杯になる。そうなると党の執行部や政府が一体どこを目指しているのか見失うことがある。今日も、普天間基地やインド洋給油をめぐって、防衛大臣の発言がディスプレーに流れるごとに仰天した。テレビを消しているので、前後の発言がわからず、真意がどこにあるのかは深夜のニュースで推察しよう。しかし、いずれにせよ、この問題は計画策定のいきさつの検証から、地元の意見調整まで、膨大な調査を行っているはずで、今はそんなことを勝手に発言できる状況ではないはずだ。こんな発言するなら、まず党内の防衛政策会議で説明してほしい...
いたたまれない思いの中で、今日、もらったFERRAT CHANTE ARAGONを聴く。ルイ・アラゴンの詩に、シャンソン歌手のJEAN FERRRATが歌を添えているのだが、もう聴くのは20年ぶりだな。そうだもう35年もたったんだ。アルジェの冷え冷えとした石の家で、この曲を何度も聴いた。ちょうどあのころデング熱にやられて、一週間ほとんど食事をとることができなかった。熱にうなされながら見つめていた、あの部屋の白と黒の石の床の記憶がよみがえってくる。心の中に温かいものが流れ出す。