すとう信彦 & his band

社会起業家(チェンジメーカー)首藤信彦の日常活動とその仲間たち

中村あゆみ「翼の折れたエンジェル」を聞く

2009-01-14 23:19:03 | Weblog
政治のテイタラクはひたすら精神を疲れさせる。小泉首相の「改革」は内容がデタラメであったが、それはそれなりに明確な主張も、その背景にある理論も思想もあり、こちらも激しい批判を浴びせ、一種の緊張均衡というような状況があったが、この麻生政権はもうぼろぼろと崩れ始めていて、もはや激しい対抗意識の対象となりえない。しかし、こんな状況がはたして9月の衆議院議員任期まで続くのであろうか?だれもが懐疑しつつ、心のなかでは、「やっぱり9月までずるずるいくのでは・・・」という諦観がみなさんの顔に表れている。
今日は関内とあざみ野の空間を走り回って賀詞交歓と旗開きの集会が5連荘。締りのない国会にすら参加することもできず、ただひたすら走り回るのは精神的な疲労感が蓄積する。
こんなときに70年代ロックをよく聴く。CDのロックの中に「エノラゲイの悲劇」も入っていて、これが小生が最初にTVに出たCNNデイウオッチのイントロに使われていた。聞くたびに亡くなったKさんのことを思い出す。最近はまっているのは中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」。これは正月番組のTVで、昭和の名曲○×曲みたいなプログラムだったが、そこに出てきた中村あゆみの歌唱力にびっくり。もう40台中ごろだろうに。むろんこの曲も知っているが、何かガキがちゃらちゃら歌って踊っていたという記憶しかない。当時を思い出してyouTVを見たらやはり記憶どおりのお姉ちゃんが飛んだり跳ねたりしていた。しかし、成熟した歌手に成長した彼女の曲は立派な和製ロックになっていて、なんともいえず気合がこもっていていて、いいな。ヒップホップもいいのだが、ともかく何を言っているのかわからない。最近の演歌の再流行には、演歌に歌われる詞の魅力が再発見されたからだとの解釈があるが、中村あゆみの歌もそうだと思う。独特の弁慶読みでばらばらになった詞が頭の中で再合成されて、心にうったえてくるんだなあ。しばし、TVニュースを消して唱と詞を耽読しよう。