半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

日本崩壊の始まりから5年が経った

2017年12月20日 15時18分44秒 | 日記
2012年の年末に当時の首相の野田が、自爆解散選挙をぶちかまし、
当然のこととは言え国民から侮蔑とも恨みとも言える冷たくて痛い
礫を投げつけられ野党の座に再び堕し今はその見る影も無い。
その一方で、反力の作用で押し上げられ、アベノミクスなる意味不明
な呪文に期待を掛けられた安倍自民党は政権に復帰するや相変わらず
悪運の強い人間で、実にタイミング良く世界経済の好調の影響をもろ
に受け、円安が進みそして株価が上がりアベノミクスが誇大妄想的に
評価され、全ての好況が安倍晋三の手柄になってしまった。あの時、
野田が解散を急がなければ、民主党は早晩落ち目になるとしても、
もう少し生き永らえたかも知れないし、立場は変わっていたものにな
っていただろうが、あの体たらくでは、死に神に取り憑かれたような
ものだったかも知れない。

自民党が政権復帰してからの傍若無人ぶりは枚挙にはいとまがないし、
思い出すだけでも気分が悪くなるので列挙しないが、本人の勘違いに加
え、出世に汲汲とする役人の忖度、マスメディアの総安倍政権広報化、
国民の真贋の無さ、ネトウヨ、アベウヨなどの安倍応援団なるものの台
頭でこの国はあまりにも荒んでしまったようだ。この連中が、安倍の政策
に異議を唱える者を捕まえては、罵詈雑言、ヘイト攻撃などを見るにつけ、
憤りが止めどもなく湧いて来る思いだ。先日の沖縄の保育園の屋根に米軍
ヘリの部品の落下事故でも、保育園が抗議をしたら、自作自演だろうと
メールや電話が殺到したらしいのだが、ここまで救いようが無いほどに荒
んでしまったようだ。同様な事故の小学校に対しても心ない言葉が浴び去
られているようで暗澹たる気持ちになる。

社会保障費が増加しており経済成長の足枷になるから削減の手始めに生活
保護予算を削って130億円を捻出したとドヤ顔する弱者に手を差し伸べ
る手を持たない冷酷な社会保障制度や人権感覚。貧困世帯の最低所得に近
づけるために最低限の生活を送っている生活保護受給者から1万数千円の金
を取り上げてみせる。その結果が130億円だ。為にするパフォーマンス
だろうけれど、その魂胆が透けて見える。

北朝鮮を煽ってみせて、北朝鮮脅威論を刷り込み、米国からの高額な武器
購入の為の根回しをする。それに加担するNHKなどのマスメディア。
北が騒げば米が儲かるの図式で、野蛮な米国大統領に隷従してみせる。
まるで、飼い主に尻尾をちぎれんばかりに振り続けるポチのようである。
拉致の安倍で一躍売り出し、昭和の妖怪岸信介の孫をアドバンテージに総理
大臣まで登りつめた幼児性丸出しの軽薄な男が、何を勘違いしたか2020年
には憲法改正し、新しい日本をつくるなどと喚いているのだが、憲法を守ら
ない、全く理解していないくせに、ふざけるのもたいがいにしろと言いたい。

やはり、この国は、この5年でとんでもないことになってしまっているようだ。
一人のバカな男の為にそれを礼賛するバカな国民の所為で。
とにかく、意外とこのバカな男がゾンビみたいにしぶといのだ。
果たして軌道修正はできるのだろうか、それでも、多くの国民が安倍は信用
できないと言っているのが、救いである。おそらく、多くのまともな国民は
真っ当な政治を望んでいるのだが、託せる政党がないのだ。それでも、立憲
民主党のような、玉石混淆ではない政党ができた、これをうまく使わない手
はないだろう。しかし、海千山千の政治の世界である、それに官僚の忖度が
横槍を入れては妨害することは容易に予想ができる。とにかく、現状に不満
を抱いているまともな多くの国民を味方につけることが肝心な気がする。

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