半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

今、怒らないと

2016年06月03日 16時44分00秒 | 日記
この国の善良なる国民は、温和で優しい。
これは、思うに有史以前からもので、農耕民族であり、日本独特な島国のおか
げで国の形が変わるような他国からの侵略は第二次世界大戦までなかった。

明治維新までは、日本は神の国でも何でもなかった、神だろうが仏だろうが、
万物にやどるものに対して畏敬の念をもって接してきた。
集落というコミニュテイーが貧しくても皆で支え合って生きてきたのだと推察
する。
それが、明治政府になって天皇を神格化するために廃仏毀釈政策が進められた。
おそらく、安倍一派が言う日本の伝統や美しい日本などは、主権者である天皇
を臣民の忠義が支える国をイメージしたものだろう。

そして、今も、この卑屈な精神の名残が残っており、国が言うことは疑うこと
もしないで無批判に受け入れてしまう。国が、政府が、総理大臣が言うことに
間違いがないという態度は明治時代から続くものだろうか。

耳ざわりの良い、実は実態が怪しいキャッチフレーズに乗せられて、たちまち
支持をしてしまう。郵政民営化、アベノミクスなど上滑りなワンフレーズに踊
らされ、その実、何も内容を理解できていないのではないか。

中国や北朝鮮の脅威、押しつけ憲法、などマスメディアから流れてくる情報を
真実と半ば疑うこともしない。

今回の安倍の言い訳も、断言した国民との約束も、新しい判断などと官僚が耳
打ちしたのか世耕あたりが入れ知恵したのものか知らないが、誠意の欠片もな
い不真面目な出鱈目さに国民は目をむいて怒らなければならないが、お上思い
の優しい国民は許してしまう。そのくせ、都知事のセコイ話しには過剰反応し
てみせる。だったら、石原慎太郎の都税の無駄遣いの方が際だっているではな
いのか。

如何にマスメディアに踊らされ間違った情報でも鵜呑みにしてします。マスメ
ディアが大騒ぎするときはその裏に絶対何かがあるという気持ちで疑ってみる
ことが重要な気がする。本当はどうなのかという気持ちが大事だと思うのだが。
それがメデイアリラシイーというのだろうか。

いずれにしても、憲法違反の閣議決定に始まる戦争法案の強行採決、秘密保護
法、甘利の不起訴問題など、追求すべき問題が山積している。一回このあたり
で、我々だって怒ることはできるんだと、意思表示をしても良い頃だ。かつてチリ
国民がピノチェト独裁政権にNO!でまとまったように、日本国民も安倍政治のNO!だ。
と独り、怒って書き殴ってみた。