半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

秋思に耽る

2012年09月27日 18時59分42秒 | 日記
だいぶ秋めいて朝晩は涼しく半袖では少し心細い。
それでも、日中は、夏日となり暑さを感じることもあるが、空気は
湿気がなくて鋭角に肌に当たる感じがし、確実に季節の移ろいを感じる
今日この頃である。


そんな中、政治の世界に目を転ずると、目を覆いたくなるような惨状は
相変わらずで、それでも国民不在の二大政党とやらのそれぞれの頭目が
決まったらしい。

らしいと言うのは、最近は、巷間、報道されているように戯言を並べ立て
私利私欲のために政治をしているような政治屋には、何も興味は無いし
嫌悪感すら覚える。

出来れば、いたずらに世間を騒がし、謂わば、捏造と覚しき記事で国民を
目眩ましし、あらぬ方向に誘導することに現をぬかしているようなマスコミ
共々この世から消え去って欲しいと願っているのは小生だけではあるまい。

それにしても、消費税、原発などの生活に関する国民の声や気持ちを汲むこ
ともなく優先度が低い領土問題、憲法問題、教育制度の見直しなどに血道を
あげている政治家やそれに加担するマスコミを見ていると、国民にとって大
問題である消費税増税は既成事実として国民の意識を希釈するが如き振る舞い
で、腹立たしい限りである。

加えて維新の会を日本の救世主のごとき扱いで、深く考えない国民を洗脳し、
民主党だ自民党だと騒ぎ立て、その他の政党の存在を無きものにしようとする
NHK始め大マスコミには怒りを覚える。

早晩、総選挙は行われ、自民党か第二自民党の何れかが第一党になるのだろう
けれど、どちらが政権を獲っても肝心な国民生活が向上するような地道な政策
論争ではなく、自己保身のために政局に明け暮れ、政治屋という実態のない稼業
で禄を食む輩が蔓延るのは目に見えている。

そして、その果てが、自己責任、規制緩和、競争原理、美しい国、強い国などと
勇ましく、響きの良い言葉が虚しく飛び交い、その下で辛酸を舐め糊口をしのぐ
ために、もがき苦しみのたうち回る国民が益々誕生することになる。



吹く風に 揺らめき惑う 案山子かな (栄)
宵闇に 独り佇む 案山子かな  (栄)