半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

『維新八策』の胡散臭さ

2012年09月04日 18時31分02秒 | 日記
橋下大阪市長が、まさに時の人となり、まるで今の日本の救世主
のごとき扱いである。

小生には、彼が赤い頭をして、チャラチャラとTVのバラエテイ
番組に出ている頃から好感を持てない芸人の一人であった。
と言うのも、他愛も無いことをまことしやかに巧みに言語を弄し、
誇らしげに話す姿に不快感を覚えたものである。
弁護士だから何を言っても許されるが如き振る舞いには嫌悪感を
覚えた。
なにせ、小生は祖父に『口の上手い奴には気をつけろ』と言われて
育った古い人間である。

その彼が、庶民の代弁者の如く、溜飲を下げるような物言いで、
多くの大阪人に期待され圧倒的な強さで知事になってしまった。
知事時代の実績については、話題性だけで、実績を上げ、庶民の
暮らしが改善されたとは聞いていない。反って弱者にしわ寄せが行き、
私立高校の生徒が授業料の補助の陳情にも取り付く島も無いほどの
態度だったように記憶している。
とにかく、彼の悪行?については挙げればきりがないので止める。

その『維新八策』であるが、読むほどに気持ちが奈落の底に引きずり
込まれそうな重い気持ちになってしまう。
市場原理による教育改革、弱い者虐めに繋がる社会保障改革、TPP
推進、混合診療解禁、まるで、あの忌まわしき小泉・竹中政治の再来
ではないか。

マスメデイアの言うには、橋下は飛ぶ鳥を落とす勢いの時代の寵児だ
そうで、国民の支持も熱いのだそうだ。

それが本当だとしたら、この国の国民は何故に自分の頭で本当は
どうなのかと考えないのだろうか。空気に流され、そして何回欺され
れば気づくのだろうか。
まさに、いつぞやの『B層』の復活と言ったところか。

またまた、今日も、愚痴を書いてしまった。・・・嗚呼


チリチリともリンリンとも鳴く秋の虫
                (栄)