半農・半Xの生活

思いついたことを思いついた時に綴ります。

義を見てせざるは勇なきなり

2012年07月03日 14時05分15秒 | 日記
小沢一郎氏以下50人の国会議員が民主党を離党した。
同じ小沢グループに所属する者が全員同調して離党
した訳では無さそうである。中には、離党届けを託し
てあったのに、撤回した者もいたと言う。

寄らば大樹の陰ということではなく、まだ民主党を
変える事ができるので、それに力を注ぐのだと言う。
確か、消費税増税法案に反対する時には、大義は我ら
にあるということで、皆が纏まったのではないのか。
公約破りの消費税増税を法案化するために党の存在を
無視した三党合意等々の暴挙。
挙げ句は、財務省が20年来の大願を成就させてしま
った。このことで、国民生活が益々困窮を極めること
は火を見るより明らかなのに。

政権交代の意義は、国民の生活が第一は当然のこと、
此の国の統治機構のあり方を国民の代表である国会議
員による政治主導とし、本当の主権在民の骨格を造る
ことが大きな目的であった筈である。

今の民主党の中枢にいるいわゆるオリジナル民主党と
言われる面々を見ても、官僚の木偶で、米国のポチで
いる事に居心地の良さを見いだしている輩であり、
小泉構造改革を非難し政権を獲った途端、堂々とその
継承者に収まっている二枚舌の連中である。

この先、大胆な改革など望むべくもない者達が実力者
でいるのに、自らは党員資格停止の身で何ができると
いうのか。もはや民主党など、今や存在価値はなく、
それは、風前の灯火の姿に思しい。

そうであるならば、新しい場所で、想いを同じ人間が、
新たに力を結集し、ベクトルを一にした組織で頑張っ
てみるのも良いのではないか。

本当に大義が我らにあると思って行動したとするなら、
今回の離党撤回騒ぎは「義を見てせざるは勇なきなり
と」言うことになる。