むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

心正しければ...(東鶴)

2010-12-10 | 書道
「心正しければ体正し」
「体正しければ筆正し」

これは、桑原翆邦先生の言葉の一つです。


埼玉県入間郡越生町の龍穏寺書院で書作中の桑原翆邦先生。「墨華帖」平成17年3月刊より

少し長くなりますが、桑原翆邦先生の言葉をご紹介します。


「条幅を書くのには、畳の上に毛氈を敷く書き方、
机の上で書く書き方、色々あります。
私は習慣的に毛氈を敷いて、畳の上で書きますが、
老眼が進むので、眼鏡をかけても具合悪く、
外せば尚具合悪く、困ったもんだと思っています。

古人は「心正しければ筆正し」と申しましたが、
私は「心正しければ体正し。体正しければ筆正し」と、
二つにわけて言いたいと考えております。
専門的になればなる程、態度、姿勢が
大切であることを、知らなければなりません。」



何事も形から入るタイプの私ではありますが、
まずは心から、という桑原先生のお言葉は、
ずしっと来ます。












さて、話はかわって、いよいよクリスマスシーズンも間近に...。






ことしは、皆さんにとって、どんな年でしたでしょうか?




(なんか最近、この私がマジなブログになってしまっているのは、何なんでしょうか?
  これって、食べ合わせが悪かったのでなければ、慢性アルコール不足?の末期的症状?)