荒んだ「2023年」でした
「ガン」が疑われたが、「何でもありません」という結果が出て一安心
この1年を歳末は振り返る時季です。個人的には10月10日に胆管炎で高熱を出して入院というのが事件でした。胆管炎の原因は「胆石」というのが相場だそうですが、内視鏡で胆石が見つからず、ドクターは「原因不明」で不安そうでした。「慶應病院で検査してもらえ」ということになり、それから検査三昧の日々が約3か月続きましたが、結局「大山鳴動」して何も出ず。慶應病院のドクターも「何でもありません」ということになりました。
医者としては「ガン」を疑って、発見されれば治療方針がはっきりして安心するようでしたが、結局「原因不明」というオチでした。ベッドが空いているのか「もう一度、胆管のお掃除をしたい」とドクターが言うので、新年早々に4日ほど検査入院の予定です。
世界を見渡すと困難が広がっている
ボクはのん気に暮らしていますが、世界を見渡すと様々な困難が広がっています。
2023年のニュースは社会の不全を感じさせる出来事が多かったように思います。
2022年2月24日にロシアによるウクライナ侵略が始まって2年近くになろうとしています。
23年10月7日にはハマスのイスラエル攻撃があり、ガザ地区では2万人以上がイスラエル空爆の犠牲になり、その多くは女性や子どもたちです。
2021年のクーデターによるミャンマー軍政は多くの少数民族の難民を生み出しています。
20世紀に基調とされた人道や人権が蔑(ないがし)ろにされる出来事がひろがっています。
格差社会の日本と世界
世界でも格差は拡大していますが、国内でも格差社会が身近なものとなっています。
「子どもの貧困」と呼ばれる状況も日常化して、日々の食事もままならない子どもたちが増えています。フードバンクや“子ども食堂”なくして暮らしていけない人々も増えています。
2008年のリーマンショックで出現した「年越し派遣村」が日常化しています。「フリーター」と呼ばれる若者たちが一般化して「派遣」や「フリーター」という言葉もあまり聞かなくなりました。社会には「貧困」がまん延して珍しいものではなくなったと言えます。
政治と金
一方、「政治と金」の問題が国民の前に明らかになっています。その淵源は古いと言わざるを得ないのですが、“アベ政治”の基調に構造的に内在していた問題で、年を跨(また)いで派閥と政治家の追及が続いています。中でも安倍派の腐敗は問題の中核と言えそうです。
自民党そのものの腐敗に岸田文雄自民党総裁の動きは鈍いと言わざるを得ません。
かつて安倍晋三氏も口にした「国民は餅を食えば忘れる」などということは今回は通用しません。
国政だけでなく地方政治もほころびが目立ちます。広島や東京江東区の選挙違反、千葉県千葉9区選出の秋元議員だけではない問題がこの国の民主主義の弱さを物語っているようです。議員の問題は有権者である国民の問題であるということを忘れることはできません。(近)
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