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「1回も正規雇用されたことがない」ロス・ジェネ世代の杉並区新市長

2022-08-21 22:49:24 | 行政

杉並区長に当選して周囲をビックリさせた岸本聡子さん。「1回も正規雇用されたことがないロス・ジェネ世代」の「クールな不良」。行政能力は未知数ですが、習志野市でもこんな人に登場してもらいたい、という気がします。

(東京新聞の記事より)

岸本聡子・杉並区長当選の原動力は…支持者による「一人街宣」活動だった

岸本聡子・杉並区長当選の原動力は…支持者による「一人街宣」活動だった:東京新聞 TOKYO Web

岸本聡子・杉並区長当選の原動力は…支持者による「一人街宣」活動だった:東京新聞 TOKYO Web

<杉並から~始動 岸本区政> 岸本聡子氏が初当選を果たした6月の杉並区長選で、当選の原動力の一つとなったのが「一人街宣」活動だった...

東京新聞 TOKYO Web

 
 岸本聡子氏が初当選を果たした6月の杉並区長選で、当選の原動力の一つとなったのが「一人街宣」活動だった。街頭で岸本氏への支持を呼びかけた人たちは「自分も地域を変える力になれることが分かった」と口をそろえる。市民運動を重視する岸本氏の理念は着実に広がりつつある。

◆同じ場所に立ち続けると…抱えた不満を伝えたくなった

 ノボリとチラシを手に、普段は通り過ぎるだけのJR高円寺駅前に立った。「誰も見てくれていないな」。区長選告示前の6月6日、小池恵さん(39)は雑踏で、そうつぶやいた。
 17年間、杉並に住み、政治活動とは無縁だった。転機は前日の5日。市民運動を重視する理念に共感した小池さんが岸本氏の選挙事務所を訪ねると、支援者らが区内19駅で一人街宣する計画を協議中だった。「高円寺駅できる人いませんか」。戸惑いながらも手を挙げた。
 初日は「岸本さんを応援してます」と訴えたが、通行人の反応は薄かった。数日間同じ場所に立つと、抱えていた不満を伝えたくなった。「開発で緑が減ってます」「息子が学んだ小学校は統廃合されました」。涙をこらえて声を張り上げた。そうすると「岸本さんってどんな人」と聞かれる事が増えた。一人街宣は投票日の前日まで続けた。

◆強制されずにやったからこそ、声を届けられた

 脱炭素社会を考える市民グループで活動する芹沢悦子さん(54)は、岸本氏を4月の出馬表明当初から支援してきた。5月の初めに「聡子さんが休みの時に、自分もつじ立ちをしたい」と一人街宣を始めると他のメンバーにも波及し、最終的に30〜40人が参加したとみられる。JR阿佐ケ谷駅前を担当したデザイナーの森谷由美子さん(58)もその一人。「強制されずにやったからこそ、自分自身の声を届けられた」と振り返る。
 選挙後、小池さんは市民活動の勉強会に参加するようになり、森谷さんは7月の参院選で各党のマニフェストを比較したチラシを自作し、街で配った。芹沢さんは「市民運動をより活発化させ、今後は聡子さんを応援しつつも、ときには苦言も呈する存在でありたい」と話す。(原田遼)
 

◆正規雇用の経験ないロスジェネ世代、「クールな不良」との人物評も

選挙中の様子や今後の政策について話す杉並区の岸本聡子区長=7月21日、東京都杉並区役所で

 政策より名前を知ってもらう日本の選挙活動にカルチャーショックを受けたという岸本聡子区長。選挙中は仲間と衝突することもあったという。7月11日の初登庁の際には、区役所前にその仲間たちも集まった。思わず笑顔で投げキス。「感謝の気持ちを伝えたかった。欧州での生活が長いせいかすぐに感情を表現したくなる」
 高校時代に環境問題に関心を持ち、大学で環境社会学を専攻。卒業後は環境問題に取り組む非政府組織(NGO)に参加した。結婚を機に2001年にオランダに移住。03年から同国の政策提言NGO「トランスナショナル研究所」の研究員になった。この間、言葉と文化の壁にぶつかりながら2人の子育てをした。
 「大学卒業時にはバブル経済がはじけていた。経済成長は経験したことがなく、1回も正規雇用されたことがない」。まさにロスジェネ世代だ。NGOは資金が尽きたら雇用どころか団体そのものが継続できない。それでも「自分の生き方としてやってきた」と話す。
 トランスナショナル研究所では、水道の民営化の問題や公共サービスのあり方を研究、政策提言につなげた。数年前から日本で地方自治に関わる仕事をしたいと考えていたところ、今年3月に市民団体からの要請を受け、出馬を決意した。
 帰国後は積極的に住民の中に飛び込んでいった。5月に高円寺再開発に反対するパレードに参加。「道路の半分しか歩けなくてショックだった。欧州では道路全体を占拠して自分たちの思いを伝える」
 長年の知人は「クールな不良」と評する。疑問や納得できないことは素直に口にする。当選後は職員ととことん議論し、結論が出なくても問題を共有。岸本区長は「小さな問題から解決していきたい」と話している。(砂上麻子)
 
 きしもと・さとこ 1974年東京都生まれ。2003年からオランダに拠点を置く政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所」に所属(退職)し、各国の公共サービス民営化の実態などを調査。市民団体からの出馬要請を受け立候補した6月の区長選で、住民と対話しながら公約をバージョンアップするユニークな選挙戦を展開。187票差で現職を破り、今月11日に杉並初の女性区長に就任した。
 
 
 
 
 

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