テレビドラマ「VIVANT」
テレビ日曜劇場の「VIVANT」というドラマが評判になっているようです。
「VIVANT」(フランス語では「生きている」とか「元気がある」という意味)というタイトルなので、ヨーロッパ風のおしゃれなドラマか、と思いきや、中央アジアのバルカ共和国という架空の国を舞台にした、イスラーム原理主義運動や日本の銀行資本、自衛隊の秘密部隊などが複雑にからんだ冒険活劇ドラマのようです。
VIVANT(ヴィヴァン)ドラマ原作は漫画・小説・韓国ドラマ?脚本家は誰?
(第1話あらすじ)
丸菱商事は、中央アジアにあるバルカ共和国のGFL社と太陽光エネルギー事業を行うことになりました。このプロジェクトを担当するのがエネルギー開発事業部第二課の乃木(堺雅人)。
丸菱商事がGFL社に1千万ドルを送金する契約でしたが、誤って1億ドルを送ってしまったことが判明します。
乃木は急遽バルカ共和国へ飛び、GFL社のアリに誤送金した分を返すよう要求しました。しかし、アリはもう複数の下請けに送金したと言い、その下請けも教えてくれません。
乃木はアメリカのCIAにいる友達のサムに助けを請い、サムが詳細を調べてくれました。その結果、アリは嘘をついていて送金したのは1社でした。
1億ドルはダイヤモンドにかえられており、そのダイヤを受け取ったのはアル・ザイールという男。
乃木はサムから、「アル・ザイールがセドルという街にいる」と聞き、タクシーで向かいます。しかし、砂漠でタクシー運転手にだまされ、置き去りにされてしまうのです。
GPSが使えたので、乃木は徒歩で目的地に向かいましたが力尽きて倒れてしまいます。その後、偶然通りかかった親子が乃木を助けました。
翌日、乃木は親子(女の子・ジャミーンと父・アディエル)と共にラクダでセドルへ向かいます。そして警察に報酬を渡してザイールのところへ案内させました。
ザイールは返金に応じず、話をしていくうちに「お前がヴィヴァンか」と乃木に言い放ちます。乃木は何のことかわからず否定しましたが、ザイールは聞く耳を持たず自爆をしようとします。
爆弾に着火する寸前、野崎(阿部寛)がザイールの腕を撃ち、その隙に乃木と野崎は穴に逃げ込みました。病院に搬送された乃木たちでしたが、ザイールの自爆で複数の警察がなくなったため、乃木は爆破事件の犯人として追われる身に。
乃木の命の恩人であるアディエルは、爆発から娘をかばい、同じ病院に運ばれましたが命を落としてしまいました。
なんとか警察から逃げた乃木と野崎は、薫(二階堂ふみ)のところで治療してもらうことに。しかし、薫は乃木を犯人だと疑って密かに警察に通報していたのです。結果的に薫も仲間と見なされ、みんな警察に捕まりました。
警察車両の運転手が味方だったおかげで、銃撃戦の末、逃走に成功。
乃木は、野崎の言うとおり首都クーダンの日本大使館を目指すことに。
その道中は、乃木にかけられた懸賞金が目当ての住民たちの通報で警察に捕まりそうになるも、大便を体に塗って警察犬を撹乱したり、神聖な動物とされているヤギを隠れ蓑に使ったりと、過酷を極めました。
野崎の知り合いのドラム(富栄ドラム)と、翻訳スマホアプリのおかげもあり、何とか無事に大使館へ逃げた一同。
…といった具合で、なかなか面白そうなドラマです。
ドラマの中で話されるモンゴル語。二階堂ふみさんの発音がネイティブっぽい
舞台は架空のバルカ共和国、となっていますが、ドラマの中で話されているのはモンゴル語です。
モンゴル語が少しわかると、ドラマが2倍楽しめるかも知れませんね。
これまでドラマの中でしょっちゅう出て来たのは
「ありがとう」(バイルッラー)баярлалаа
この言葉、モンゴル国ではбаярлалааと、キリル文字で書き表わされますが、中国の内モンゴル自治区(南モンゴル)では下記のようなモンゴル文字で書き表わされます。こちらの方がカッコいいですね。
「どういたしまして。ノー・プロブレム」(ズゲール) Зүгээр
「はい」(ティーメー)тиймээ
「いいえ」(ウグイ)Yгүй
など。特に二階堂ふみさん(医師の柚木薫)の発音がネイティブっぽくて上手なのには驚きました。「翔んで埼玉」でも「怪演」を見せてくれましたが、この人、ただ者じゃありませんね。
堺雅人さん(商社マンの乃木)が、イスラーム教徒でもないのに、イスラーム教徒の村で、「礼儀として」「アッラーフアクバル」(アッラーは偉大なり)اللّٰهُ أَكْبَرُ を唱えたりする、など多少へんな場面はありますが、それもご愛敬。これからの展開が楽しみです。
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