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8月21日大久保で「全編手話」の映画「咲(え)む」を上映

2022-07-27 15:02:31 | 催しなど

(習志野市民の方からイベントの告知です)

習志野市近辺のみなさまへ、映画のご案内です。

といっても、映画館ではなく、習志野市で上映会が開かれます。

8月21日「咲む(えむ)」上映会

タイトルの「咲む」は、読みは「えむ」、古語では「咲ふ」「ゑむ」。笑うという意味です。つぼみが割れて、花がでてくるときの「裂く」が「咲く」となり、えむと「え」と発音するのは、「え」と発音すると、表情は笑顔になりますね。由緒正しいタイトルです。

全編手話で字幕つき

なんと全編、手話で展開するという映画で、そんなの観たことない人がほとんどだと思われるので、ぜひぜひ観てください。もちろん字幕はついてます。

手話は「言語」。手話には独自の文化がある

手話は、TVや講演会などでもやるようになりましたが、身近にろう者(耳のきこえない人)がいなくて、耳の聞こえる人は「関係ない」と思っていませんか? 

手話は、点字や手旗信号のように日本語を手で表す記号ではないのです。まず、耳の聞こえない人、話せない人がいます。生まれつきの人も中途失聴者もいるのですが、手話はその人たちの言語で、耳のきこえる手話通訳士を通じて、耳の聞こえる人とコミュニケーションがとれる優れた言語です。

私は、手話通訳士を養成する講座を受けるまで、誤解をしていました。まず、日本語があって、ろう者に手振りで伝えるものと思っていたからです。TVの下方隅っこの小窓のイメージですね。

しかし、手話を学ぶと、これは「言語」だということを実感します。手話を学ぶのは外国語を学ぶようなもの。日本語とは異なる独自の体系があって、ろう者が独自の言語をはなす人たちで、独自の文化を持っている。私は自分で意図してなくても、耳の聞こえない人の手助けをするという上から目線で手話を捉えていたのです。

もともと、ろう者たちの集団から自然発生した言語で、複雑だけど洗練されて、奥深い。学ぶことが楽しくなりました。

このような誤解は、ろう者に対してだけでなく、健常者(この言葉は嫌い)が障がい者をみるときの差別と偏見につながる問題意識だと思います。体験してみなきゃわからない。

この映画の手話を通して、ろう者の世界に触れてほしい

この映画をまだ観ていないので、簡単に映画としての評価はできないのですが、この映画の手話を通して、ろう者の世界に触れてほしいです。現在、ろう学校の児童生徒が減少し、手話通訳士も高齢化しています。多様性が叫ばれる時代ですが、ろう者が当たり前に生きられる環境にはほど遠い。それは、突き詰めれば、やっぱり、私たちがろう者に無関心だからです。

このようなレアな映画が、習志野市での上映は一日だけで、コロナで会場の座席が半分しか利用できません。

上映情報は以下のとおりです。暑気払いして、あなたにとって、とてもフレッシュな一日になるでしょう。お約束します。

映画「咲む」

主催:全日本ろうあ連盟創立70周年記念映画「咲む」上映会実行委員会

後援:習志野市、習志野市教育委員会、習志野市社会福祉協議会

会場:プラッツ習志野市民ホール(最寄り駅は京成大久保。徒歩3分)

日時:2022年8月21日(日)

 (1回目)10:00~12:00 

(2回目)14:00~16:00

(2回上映。開場は30分前)

チケット:高校生以上1200円 小中学生500円 乳幼児無料

チケット申し込み&問い合わせ emu_narashino@yahoo.co.jp

電話申し込みは、047-476-2554(山本方)

(編集部より)

こんなニュースがあります。「日本語手話」と「日本手話」は全然違うということ、このニュースで初めて知りました。

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朝日新聞デジタル

 

 

 

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