泥棒のB “B” IS FOR BURGLAR |
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読了日 | 2018/09/15 |
著 者 | スー・グラフトン Sue Grafton |
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嵯峨静江 | ||
出版社 | 早川書房 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 350 | |
発行日 | 1987/06/30 | |
ISBN | 4-15-076352-6 |
回のロマンチック・サスペンスなる「真夜中のあとで」に、大いに読書欲を刺激されて、傾向は違うものの同じアメリカの女流作家の作品を読む気になった。著者のスー・グラフトン女史は、3Fという読書スタイルというか、女性読者の読書欲をかきたて、楽しみ方を与えた女性作家のひとりで、「アリバイのA」から始まる、アルファベットを次々とタイトルに使った作品でおなじみだ。
女性私立探偵キンジー・ミルホーンを主人公に据えた作品は、ライバルとも言われるサラ・パレツキー女史と比較されることも多いが、同じ女性私立探偵の活躍を描いていながらも、互いに次々と傑作を生み出しているところは、両者相譲らずといったところか。
同じく女性私立探偵を描くストーリーを生み出しているが、それぞれその性格や活動の方法は異なり、それぞれのファンを獲得しているところが面白い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/0a/edfb0357c783afa89bfcb6b72464bd71.jpg)
僕も両者の作品をもっとたくさん読みたい気持ちはあるのだが、いつも書くようになにしろ、次々と発表される国内作品に目を奪われて、なかなか海外作品にまで手が回らないのが現状だ。
と言いながら、ガードナー氏のぺリイ・メイスン・シリーズのように長編82作(前に13作を読んでいたから、続けて読んだのは実質69冊だ)を読み切ったことが、気持ちの持ちようで読む本を決めることが出来るのだが・・・・。
このグラフトン女史のシリーズ第1作(アリバイのA)とて、2012年に読んで続けて読もうと思ったのはいいが、第2作までに6年もかかってしまったのだから、何をか言わんや、である。
まあ、それでも好きな時に好きな本を読めるのは、読者の特権だ。シリーズ作品だろうがそうでなかろうが、読みたいときに読めばいいのだが、やはり続けて読んだほうが、作品の雰囲気に溶け込んだり、行間のニュアンスを会得できたり、ということになるのだろうな。
僕のようにむやみやたら、手当たり次第に買って、蔵書を増やしていくと、なかなかシリーズ作品を系統立てて読むには、不向きだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/0a/edfb0357c783afa89bfcb6b72464bd71.jpg)
書もあまり時間をおいたものだから、主人公のキンジー・ミルホーンが、どんな人物だったかも忘れていたが、最初の数ページで自己紹介があり、そんなところは作者・グラフトン女史の心憎い気配りだ。
年を経るにしたがって、すぐに忘れるということが多くなり、一説によれば記憶力と加齢には、関りは無いのだそうだが、卑近な例をとってみれば、パソコンの具合が悪くなって、このブログを高々半年ばかり休んでいたら、ブログへの記事のアップロードの方法を、見事に忘れていたのだ。悪い状況に見事という形容はないが、きれいさっぱり忘れていたということだ。
従来僕のブログへの記事投稿は、まずそのもととなる文章をワードのファイルにして、それをそっくりメモ帳にHTMLとしてコピーする。そのメモ帳をそのままコピーして、gooブログの新規投稿のページのHTML欄にペーストするという方法をとっている。
文章にするとちょっとややこしいが、メモ帳には国内長編とか海外短編集とかといった、記事の形態によってテンプレートが作ってあり、そこにワードの文章やデータを流し込むということだから、一定の作業で投稿できるという仕組みになっている。
今日は、メール便配達の仕事があり(毎週月、水、金に配達物が来ることになっている)、少なかったので10時には準備を済ませ、午前中に配達を終わらせた。その足で図書館に読み終えた本を返しに行き、帰宅して昼食にジャストといったことで、何か行動に無駄がないといった感じで、こうしたときは食後のコーヒーも一段とうまく感じるのだ。
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