杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

白い峰

2012年01月15日 | 日記
いま現在の私は、土曜も日曜も祭日も無い、
襲い掛かる仕事の量に悲鳴を上げながら、
孤軍奮闘している。

悩み事 (有りませんが) レクレ-ションの類
も何のその、蹴散らしながら没頭している。

これじゃ、頭が惚ける暇も有りません、
かえって身体、特に頭の体操には最適かも
しれません。

O先生ご紹介案件が忙しさに拍車を掛ける、
ありがたいことである。

夕方、一区切りついたところでひと休みに
お茶飲みに出かける。

土手沿いの河原、寒々とした冬景色の中で、
大自然の営みが繰り広げられている。

石鎚おろしが殊更寒さを増している、
白い冠を戴いた峰が神々の存在を在らしめる。

土手沿いに広がる公園に6~7台の車が駐車
している、
本を読んでいる者、リクライニングを倒して
ラジオに耳を傾ける者、
タバコをくゆらせている者、それは様々である。

喫茶店内は客足もまばらで二組の女性客が居る
だけで、静まり返っていた。

ここの店は、ケーキコーナ-と混存しているため、
数名の天使さんたちが働いている。

顔なじみになっているので気安く声を掛ける事が
ある、3~4分ほど雑談に興じた。

彼女達は私の事は充分理解しているが、
私の氏素性は知らない筈である。

今日は、少しばかり仕事を含めて話してみた。
ひとりひとり固有の生活を持ち、経済的にも
まちまちな環境に置かれている。

私の話に目を輝かせた、
お客さんとの個人的な話は余りしない筈である。

ここにも家庭を持ち子供の教育を必死に頑張る
お母さんが居る、
こんな庶民の集合体が日本の国を形作っている。

政治家、官僚、日本丸の舵を取る人間の責任は
重い。

消費税増税の論議が喧しい、
もろに影響を受けるのは、こんな必死に生きて
いる名も無き人々なのである。

私たちは、茜色が西に染まるように、
夕暮れの帳が薄墨を流した様相から暗黒色に
移って行くように・・・
時代の流れに身を任せている。

けっして欲を欲せず、若者の足手まといにならず、
潔い所作を心がけねば為らない。

たまには、苦言を呈する、叱咤激励する。
しかし若者の特権でそれに一喜一憂するのでなく、
どっしり腰を据えて明日の為に邁進して貰いたい。

老兵が去った後は、若者達の時代が来る。
人の、先輩の、年寄りの批判を恐れるな ?
それを受け入れる心の余裕を養って貰いたい。

お互い、この世で袖すりあうも何かの縁、
少し時代が違っていれば会うはずのなかった人間
同士である。

1月の空は、頬をぴしりと張ッテ来るような、
冷気を含んで清々しい。  ・・・。。。

                  合掌


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