杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

悲しい別れ

2010年08月03日 | 日記
昼間のうだる様な暑さは、人間の思考能力を減退させる。

冷房の効いた車内から猛暑の車外へ下車すると・・・
その体感温度は極端に厳しい。
若い者と違って年寄りにはことの外身に沁みる。

ある昼下がり、W司法書士、世界的な啓蒙活動の一端を担って
活動している〇〇さんと3人で、馴染みの天使の居るお店に伺った。
ほとんど女性客が席を占めており、芳しいケ-キの匂いに包まれて
静かな対話は始まった。

私と違って、お二人は私のような無粋とは違って、高貴な雰囲気
を醸し出す、やんごとなきお人である。
〇〇さんから、国連の機能と限界が説明される。
宗教、民族の違いから来る殺戮、排他的な人間の業が事例を持って語
られた。

国内においても、政治の世界の利己主義、マニフェストに於ける欺瞞、
欲深き人間社会の限界を知らされる。

私の持論・・・
あの一時(1999年)世界を震撼とさせた「ノストラダムスの大予言」
世界では(世間)予言が見事外れたと結論付けているが・・・?
私は違う ? その時期が外れただけで私は依然として起こり得る予言
だと考えている。

アンゴルモアの大王が空から降って来る・・・?
これは、近年軍備拡張の著しい共産中国を言い表していると考えている。
我が国と民主主義を共有する諸外国とは異質な一党独裁国家の価値観は
理解しがたい性質のものであり、ことに臨んでのコンセンサスは敏速に
国の方向を団結せしめる危険なものである。

反論を閉ざす異質な国に、民主主義の価値観をわからせる事は出来ない。
表面的な説明で世界が納得すると思うなら、それは独善的な何物でもない。

この地球上で、長きに渡って君臨する人間どもの傲慢は・・・?
私は、何時までも続くとは思っていない。
あの気の遠くなるような長きに渡って恐竜が支配した古代の地球。
それは、人間誕生よりも更に遥か昔・・・
恐竜絶滅から人類誕生までの歴史は余りにも永い。

私は、何かの本で読んだような記憶があるが ?
過去 ! 人類は ! 記憶と記録が残っていないため検証が出来ないが ?
いちど、地球上から滅んだとの説もある !?
その真偽は別としても ?
今現在の、驕り高ぶった人間どもの傲慢をみると再び絶滅の運命が来るの
ではないかと予測している。

ノストラダムスの大予言、ジョン・タイタ-の予言、ハルマゲドンの戦い等
世界の終末を暗示した予言は数多い。
私は、不安を煽ぐ積りはないが ?
動物たちへの虐殺、人類間の宗教戦争、領土問題から来る傲慢な振る舞い。
人間が誇り得る、地球の王者としての誇り、慈しみの精神がひとつも無い
現状は、何時の日か ? 神の怒りに触れる時が来ると思っている。

私は、それも仕方がないかと考えることにしている・・・!?
これからの人生を与えられた筈の、若い人達には気の毒だが ?
許される範囲を、その限界を、恥ずべき人間どもは踏み越えてしまったと
思っている。
世界的に起こっている自然現象の異常は、神の怒りの序章のような気がして
ならない。

人類は、危うい綱渡りの上を歩かされている・・・!?
ちょっとしたバランスの狂いで、奈落の底へ落ちていく。
落ちないためのバランスの維持は、人間だけの努力では庇い切れない、
みんなの(地球上の全て)力を合わせた均衡が平穏を保たせるのである。

昨日、私は儚い命が失われた事を知らされた。
場所はいえないが、私が何時も通る道筋に数匹の野犬(捨て犬)が居た。
その中でも、車をゆっくり走らせる私にいち早く気が付いて、視線を向
ける小型の、白が少し混じった黒毛の洋犬が居た。

ある時、小雨の中、その犬を見かけたので車を止めて土手の向こう側
へ歩いて下りた・・・?
3~5mの距離を置いて其の犬は付いて来た。
その目は、私に何かを訴えていた ! しかし警戒をしている !
私は、少しばかりの餌を、ある物の上に乗せて置いた。
その犬は、それでも警戒して近寄らない ?
「腹が減っているかい、食べていいよ !」 そして静かに其処から離れた。
ようやく犬は、駆け寄って食べ始めた、私は車のエンジンキ-を入れた。

それから不思議なことに ?
その場所をゆっくり通り過ぎようとすると、バックミラ-に脇の樹園から
駆け出て来る犬の姿を捉えた。
ゆっくりと言っても車のことだ、私の車の音が判るのか又は気配で(匂い)
感じるのか ? バックミラ-に飛び出してくる姿を捉えるのである。

私は、必ず止まる場所を決めて停車する・・・
其の犬は、こちらの動きに合わせて寄って来る !?

最後は、雨が降る日の夕方だった・・・?
其の時は、いつもの場所より手前から犬は姿を現した、
ゆっくり走る私の車を追いかけてくる・・・!
同じ場所で、車を止めて、土手の向こう側へ私は下りた、
少しばかりの餌を置いてやった、雨が降っていたため早めに車に
戻ってエンジンキ-を入れた。

ところが、雨の音に混じって犬の鳴き声がする・・・
私は、ハット気が付いて窓の外を見た ?
まだ、食べている筈の犬が私に向かって泣いている。
そして、別れを惜しむように付いてくるではないか ?
いつまでも付いて来させる訳にもいかないので・・・
私は、スピ-ドを上げてその場を離れた。

2~3日その場所を通らなかった、追ってくる犬が可哀想だったのである。
それから、二度と黒犬の姿を見かけることはなかった ?
そして、昨日、野犬(捨て犬)たちに暖かい目を向けて援助の手を指し
のべる善意の人に出会った。

私が、気にかけた黒犬が捕獲されて動物愛護センタ-に送られたことを
知らされた、先週の火曜日 !? 殺処分されたことを知った。

あの雨の日に、私の車を追った犬は、私に何を訴えていたのであろうか。
迫り来る捕獲の予感で、助けを求めたのであろうか !?
それとも、少しの間の触れ合いに感謝を伝えようとしたのであろうか ?
遠ざかる犬に、別れの言葉をかけてやれなかったことが悔やまれる。

あの犬も、どこかの家庭で飼われていたはずである ?
何らかの事情で、あの場所に捨てられたのに違いない !
短い命は、人間の勝手を思うと・・・尚更哀れである・・・!?
愛媛県動物愛護センタ- 動物慰霊碑 やすらぎ に何時の日か花を手向け
たいと考えている。

「今度、ゆっくり会おうな ? もう ! お母さんや兄弟たちに会ったかい ?」
「誰も気にしなくていいからね、腹一杯ごはん食べさせてあげるよ・・・!」

(それまで、ゆっくり休んで待っていてネ )
黒い犬と出会った土手沿いの草木が、心なしか 悲しげに揺れていた ・・・。。。

                                     合掌


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