杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

おめでとうK君

2010年04月19日 | 日記
曇り空だが穏やかな春日和・・・
私は自転車で家を出て伊予鉄見奈良駅に向った、
都合の良いことに丁度松山行きの電車が入ってきた。
午前11時を廻ったばかりの車内は、座席が空いており、
ゆっくりと座ることが出来た。

松山市駅に降りて、道後行きの市内電車を待っていると、
坊ちゃん電車が入ってきた、其の後、私は珍しい光景を
見ることになる。

坊ちゃん電車は、客車を切り離した後、気動車のみ前進して
レ-ルの連結部分まで運転士、車掌さん達が荷車を押すように
進めた、其の後、中央部分を梃子の役割として車体を浮かして
方向転換をしたのである。
車掌さん達がまた気動車を移動させて客車に連結したのである。

この有様を見ただけでも今日の電車に乗った価値があった。
道後行きが来たので乗車して午後12時10分ごろ道後温泉駅着
前方に伊佐爾波神社を眺めて坂道を歩いて登った、
結婚式の披露宴が行われる ふなや へ着いた。

私たちの席は新郎新婦席に向って左側の最前列。
私の左隣は新郎の恩師I先生、右隣に新郎の友人税理士M先生と
同 司法書士F先生がそれぞれ着席された。

私が最も感激したことは、新郎の母の従姉妹のTさんの姿があった。
その方は、私が20才の頃に空手道を指導してもらったS先輩の
従兄妹さんでもあった、何十年ぶりかの再会でなつかしいお話しを
することが出来た、そのS先輩が近いうち名古屋から帰郷のことを
聞き及び、名刺をお渡しして伝言をお願いした。

披露宴は、暖かい素晴らしいものとなった・・・
日頃、控えていた私もビ-ルの杯を重ねることになったのである。
さらに感激が待っていた、私の尊敬するKさんのお嬢さん・・・
M・Kさんが私の席へお酌のために見えられた。
想像していた以上の気配りと優しさを兼ね添えた娘さんであった。
このお方も、新婦の職場の後輩で産婦人科医なのである。

にこやかなご挨拶をいただいた、「次はM先生貴女の番ですよ !」
恥ずかしそうに笑みを返された。
夜、お父さんのKさんへ電話でご報告したことは云うまでもない。

大事な、新郎新婦のことに触れてみる。
今日のK君は、笑ったり涙を見せたりの感激で顔を紅潮させた。
また、花嫁さんは私が想像していた以上のやさしそうな女性で、
このお方なら、K君の苦労を共に分かち合ってくれて内助の功の
できる女性であり、このカップルの相性は理想だなと確信した。

披露宴会場は大いに盛り上がった、御媒酌人K先生のごあいさつ、
来賓祝辞の恩師I先生、友人代表M先生のご挨拶も、愛情の
こもった素晴らしいものだった。

新郎のお姉さんに抱かれた亡きお父さんの遺影が心なしか
うれし涙に溢れる錯覚に襲われた、K君・・・感激一杯である。
その遺影のお父さんは、私がまだ若かりし頃、故郷でお会いした
事のあるお人であった、縁は不思議なものだなと感激した。

3時を廻って御開きと相成った。
私は、友人の迎えが来る間、子規記念館を庭越しに眺める喫茶
コ-ナ-で、コ-ヒ-を頂いた。

迎えが来たので表のなだらかな坂道に出て空を仰いでみた・・・
私はK君の亡お父さんの霊が、ひときわ大きな入道雲に乗って
見えるかなと思っていたが・・・全く予想が外れた ?
それは、何故か ??
入道雲どころか ? 青空ひとつの隙間無く空一杯に雲の軍団が
押し寄せていたのである。

お父さんの、満面の笑みと感激の大きさが想い偲ばれた。
道後の坂の上には・・・
空一杯の雲さん達が、祝福に集まって来ていたのである・・・!?

今日は、感激することが三つ有った。

K君の結婚式。
坊ちゃん列車の方向転換。
龍馬伝の勝麟太郎(海舟)と龍馬の出会い。

今日は、私にとっても大安日になった。
披露宴で、ふたりの想い出ビデオが放映された。
そのバックに流れた小田和正の歌を私は記憶に留めるだろう。
(今日もどこかで。)

K君とTさんの新しい歴史が始まった。
どのような家族のドラマが展開されるだろう。
永久(とわ)の平和と、神のお加護を祈った・・・。。。

                  合掌


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2 コメント

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ありがとうございましたm(_ _)m (Kです)
2010-04-20 08:25:14
日曜日はお忙しい中、ありがとうございました。    
皆さんの温かい気持ち、今までの、そして特にこの半年のいろんな事が思い起こされて、涙腺は始めから壊れてしまいました。
“普通新婦が泣くもんやろ!? 汗拭きよるんかと思った。”なんて言われたりもしましたが、仕方ありません。
これで一つ区切りをつけられたかな、と少し寂しくも感慨ひとしおです。

今はただただ皆様に感謝・感謝です。
本当にありがとうございました。
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真珠の涙 (sugi_no_ko)
2010-04-20 18:12:55
ご馳走さまでした。
結婚式の感激を忘れないで下さい。
あの流した真珠の涙は、苦しい時にこそ !
貴方達を助けてくれますよ。
たくさんの人々の祝福を思い出してください。
どんな困難も乗り越えられますよ・・・。
返信する

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