杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

かなしい便り

2011年11月30日 | 日記
毎年この時期は、一年の思い出を振り返りながら、
あの世に向かった人を偲ぶ事になる。

今年も毎日郵便物の中に喪中ハガキの来ない日がない。
友人、知人の親兄弟や同級生、先輩が亡くなっている。

朴訥でおとなしい同級生だった・・・
別の友から医学部の付属病院に入院しているので
「見舞いに行ってやってくれ。」 と言われて、

私は、果物籠を持って見舞いに出向いた、
彼は個室のベッドに座って私を迎えてくれた。

だが、悲しいことに、もうその時は彼の声を聞く事は
叶わなかった、喉の手術で声帯が取り除かれていたので
ある。

想像していたよりも物静かに運命を悟った孤独な男が
其処にはいた。

自分自身の癌闘病の日々と重なって、彼の表情を眺めて
見た、喜怒哀楽の感情が淡白な人の姿が其処にいた。
私が見舞った頃は妻や我が子を思い、既に苦しみ悶えた
後だったのかもしれない ?

私はその後、再び見舞うことが出来なかった、
自分の過去の覚悟と照らし合わせて、彼の前に出向く
ことがためらわれたのである。

見舞ってあげたい反面、死期を悟った人間の衰え行く姿を
正視できない自分を恐れたのである。
彼の穏やかな表情は、再度の見舞いをためらわせた。

私が、これからの人生で悩み後悔する事に為るのだろう。
それを覚悟して朝のお勤めで彼に詫びている。

奥さんから喪中ハガキが届いた、
彼との出会いと交友を思い出しながら彼を偲んでいる。

ふたりの先輩が亡くなっていた。
ともに高校時代は、名の売れた、行け、行けの強面 !
喪中ハガキの差出人は・・・
ひとりは奥さんから、もうひとりは妻に先立たれて長男
からだった。

もう一度会いたかった先輩達だった !
後輩の不義理をお詫びしたい。

尊敬する人からも届いていた、
亡くなった方のお名前がない ?
もしかして奥さんではなかろうか一瞬ドキッとしている。

大切な師匠からは、100歳を越えた母上の旅立ちが
知らされた、近いうちにお訪ねしたい。

それぞれ大切な家族、身内がお亡くなりになられている。
その悲しみを忖度している。

謹んでお悔み申し上げます。

11月が終わり、いよいよ12月が其処に来た、
今年の一年は、思いもよらぬ展開で多忙な1年となった。
愛媛県行政書士会の総務部長の役職を与えられて、
多くの会員さんに支えられた又多くの知り合いが出来た。

今だ、選挙のお礼、就任挨拶が出来ていない、
立場の変化に、ありがたい反面、申し訳なさでご挨拶が
遅れてしまったのである。

出来る限りの会員さんの元をお訪ねしたいと考えている。
ブログを借りて、厚く御礼を申し上げたい。

日本全国に広がった交友に感謝している今日この頃である、
1年の締めくくりに万全を期したい。 ・・・。。。

                        合掌


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